自分の気持ちに正直に生きるために、まず大切な前提があります。
「自分の気持ちは自分にしかわからない」ということです。
当たり前のことですが、世の中には変わった人がいます。
「私は今、どんな気持ちですか」「私の気持ちを教えてください」と人に聞く人がいます。
それは難しい注文です。
自分と他人とは別々の存在です。
周りの人は超能力者ではありません。
相手がこちらの気持ちを察してくれることはあっても、正確に読み取ることは不可能です。
「こんな気持ちではないか」という推測であって、100パーセントではありません。
たとえ家族関係・恋人関係であっても、正しく読み取れるとは限りません。
時には間違えることもあります。
自分の気持ちを人に聞かないことです。
自分の気持ちは自分にしかわからないことですから、人に聞いたところでナンセンスです。
相手を困らせてしまうだけでなのです。
自分の気持ちを一番よくわかっているのは誰か。
自分なのです。
自分の気持ちに正直に生きるためには、まず自分の心の声にしっかり耳を傾けることが重要です。
嬉しいのか、嬉しくないのか。
嬉しいなら、どのくらい嬉しいのか。
関心があるのか、ないのか。
関心があるなら、どのくらい強いのか。
好きなのか、嫌いなのか。
好きなら、どのくらい好きなのか。
嫌いなら、どのくらい嫌いなのか。
やりたいのか、やりたくないのか。
やりたいなら、どのくらいやりたいのか。
やりたくないなら、どのくらいやりたくないのか。
感情も欲望も、すべて自分が感じることです。
人に聞くのではなく、とにかく自分に集中することです。
「自分の気持ちは、自分で理解をする」ということです。
答えは自分の中にあります。
自分の気持ちに正直に生きるための大前提です。