展覧会に足を運ぶ際は、できれば予習をしておきましょう。
学校の授業でも予習が大切であるように、美術鑑賞でも予習が大切です。
必須ではありませんが、余裕があればして、おいたほうが良いことです。
たとえば、画家をテーマとした展覧会なら、その画家について予習しておきます。
「ゴッホ展」「フェルメール展」であれば、ゴッホ、フェルメールについて調べておくといいでしょう。
ざっくりとした略歴や代表作などチェックしておきます。
土地や様式をテーマとした展覧会もあります。
「ブルターニュ展」「リヒテンシュタイン展」であれば、ブルターニュ、リヒテンシュタインについて予習しておきます。
地図で大まかな場所を調べたり、地域の特色を確認したりします。
「ロココ美術展」「近代日本画展」であれば、ロココ美術、近代日本画について予習しておきます。
ウェブで様式の特徴や誕生の経緯など、事前にチェックして頭に入れておきます。
美術館内はスマホを使用しにくい環境なので、前もって調べておくのが得策です。
見逃せないのは、雑誌やテレビです。
大きな展覧会であれば、雑誌で特集が組まれます。
テレビ局が主催する展覧会であれば、必ずテレビ番組が組まれます。
雑誌やテレビを予習教材として活用するのもおすすめです。
理解の程度は、予習が少しあるだけで変わります。
前提知識があれば、鑑賞の際、すいすい頭に入ってきて理解しやすくなります。
鑑賞中「なるほど!」とうなずくことが増え、ますます楽しく鑑賞できるようになります。
それに伴う感動も増えるのです。
ネットで簡単にチェックするだけでOK。
少しでも手間を省きたいなら、企画展のウェブサイトをさらっとチェックするだけでもかまいません。
予習があるかないかで、鑑賞の満足度が変わってくるのです。