執筆者:水口貴博

美術鑑賞を楽しむ30の方法

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美術品を見る時間より、解説パネルを見る時間のほうが長くなっていませんか。

美術品を見る時間より、解説パネルを見る時間のほうが長くなっていませんか。 | 美術鑑賞を楽しむ30の方法

美術館での美術鑑賞に欠かせないのは、解説パネルです。

美術品の脇にあって、作品名・制作年・制作意図など詳しい情報が記載されています。

美術品だけではどんな内容の作品なのか把握できないことがあります。

解説パネルを確認することで、作品の理解が深まり、美術鑑賞の一助となります。

美術品と同じくらい、解説パネルをしっかりチェックしている人も多いのではないでしょうか。

もちろん解説パネルを見るのはいいのですが、ここでありがちな残念パターンがあります。

解説パネルばかり見て、肝心の美術鑑賞がおろそかになってしまうことです。

じっくり解説パネルを読むのはいいのですが、そこで満足をする人が多い。

「ふむふむ。なるほど。よし、次の作品!」

美術品を見るとしても、ちらっと見る程度です。

解説を読み終わると、それで満足してしまい、肝心の美術鑑賞がおろそかになってしまう人が少なくありません。

これでは解説パネルを読むために美術館に足を運んでいるようなものです。

解説パネルばかり読んでいると、何のために美術館に足を運んだのかわからなくなります。

美術品を見る時間より、解説パネルを見る時間のほうが長くなっていませんか。

心当たりがある人は要改善です。

解説の分量が多いと読むのに時間もかかりますが、だからといってあまり時間をかけすぎないことです。

美術館に足を運んだ第一の目的は、美術鑑賞です。

できるだけ解説パネルより美術品を見る時間を長くすることです。

見つめるように鑑賞して、しっかり網膜に焼き付け、じっくり作品を味わいましょう。

正面だけでなく、別の角度からも鑑賞を楽しみたい。

鑑賞に力を入れるのは、解説パネルではなく美術品です。

美術鑑賞に力を入れてこそ、美術館に足を運んだ意味があるのです。

美術鑑賞を楽しむ方法(13)
  • 解説パネルばかり読んでいないで、しっかり美術品の鑑賞に力を入れる。
美術鑑賞をするときの3つの基本ステップ。

美術鑑賞を楽しむ30の方法

  1. 美術館は、心を豊かにする場所。
    入館の前と後のあなたは、別人になっている。
  2. 美術鑑賞は「見たいな」と思う展覧会を見つけることから始まる。
  3. ネットでの美術鑑賞で満足してはいけない。
  4. 美術鑑賞を高尚なものだと考えない。
    肩の力を抜いて、気軽に楽しむことが大切。
  5. 展覧会に足を運ぶ際は、予習をしておこう。
  6. 美術館は、できるだけ平日の朝一に行くのが良い。
    夜間に開館しているなら、ナイトミュージアムもおすすめ。
  7. 美術館は、身軽な服装で行こう。
    靴はスニーカーがベスト。
  8. 劇場や美術館に入るときは、入り口に注目しよう。
    芸術鑑賞の時間は、劇場や美術館の入り口から始まっている。
  9. 音声ガイドを借りると、理解がすいすい進む。
    美術鑑賞がもっと楽しくなる。
  10. 美術鑑賞中は、マナーモードが基本。
    できれば機内モードがベスト。
  11. 鑑賞中の会話は認められている。
    ただし、大きな声での会話は控えるのがマナー。
  12. 撮影禁止の作品は撮影しない。
    作品ごとに一つ一つきちんと確認する。
  13. 美術品を見る時間より、解説パネルを見る時間のほうが長くなっていませんか。
  14. 美術鑑賞をするときの3つの基本ステップ。
  15. まずお気に入りを1つ見つける。
  16. すべての作品をじっくり鑑賞しなくていい。
    ぴんときたものだけ、時間をかけてじっくり鑑賞する。
  17. 至近距離で見るのはいいが、全体を見ることも忘れてはいけない。
  18. 作品リストを活用した、美術鑑賞の楽しみ方。
  19. 「家に飾るならどれにするか」という視点で鑑賞すると、面白い。
  20. 着席スペースがあれば、無理をせず座ろう。
    着座位置から鑑賞するのも面白い。
  21. 単眼鏡は、美術鑑賞をより深く味わうためのアイテム。
  22. 美術品を見るときは「制作年」もチェックしよう。
    昔の作品が美しく残っていることは感動に値する。
  23. なぜスタッフに質問しても、きちんと答えてもらえないことが多いのか。
  24. 気になる画家や作品が見つかったら、後から深く調べよう。
  25. 常設展にも足を運ぼう。
    美術館の「核」に当たる作品と出会える。
  26. ガイドツアーがあれば要チェック。
    入館料以上の楽しみを満喫できる。
  27. 「このエリアで一番気に入った作品はどれか」「本展のマイベスト3はどれか」という視点で鑑賞すると、面白い。
  28. 美術鑑賞の最後は、ミュージアムショップを楽しもう。
    気に入ったグッズがあれば、迷わず買うのが吉。
  29. 気に入った展覧会は、図録の購入がおすすめ。
    図録の3つのメリットとは。
  30. 何度も鑑賞するのも、粋な楽しみ方。

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