公開日:2023年8月7日
執筆者:水口貴博

美術鑑賞を楽しむ30の方法

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気に入った展覧会は、図録の購入がおすすめ。図録の3つのメリットとは。

気に入った展覧会は、図録の購入がおすすめ。図録の3つのメリットとは。 | 美術鑑賞を楽しむ30の方法

気に入った展覧会は、図録の購入がおすすめです。

図録とは、わかりやすく言うと「展覧会公式の解説付きのカタログ」です。

大きくて、分厚くて、重量もあります。

どの図録も、閲覧料と同じくらいか、それ以上の金額です。

そこそこいい値段がするので、気になっても、購入をためらう人も多いのではないでしょうか。

「一度見れば十分」「図録は不要」と考える人も少なくありません。

もちろん買う買わないは本人の自由ですが、図録には、図録ならではのメリットが3つあります。

(メリット1)
何度でも鑑賞できる

図録は、後から何度でも鑑賞できるのがメリットです。

美術館での美術鑑賞は体力を消耗します。

序盤はしっかり集中しながら鑑賞できても、終盤になると疲れが出てきて集中力が切れることも多い。

一つ一つじっくり楽しみたいときはなおさらです。

図録を買っておけば、自宅で何度でも鑑賞できます。

一つ一つの作品について詳しい解説も書かれているので、じっくり勉強できます。

自宅でゆっくり鑑賞できるのは大きなメリットといえるでしょう。

飲み物を飲みながら鑑賞を楽しむこともできるのです。

(メリット2)
家族や友人と楽しめる

美術館での鑑賞は、本人が直接行くしかありませんが、図録であれば、自宅の家族でも鑑賞ができます。

都合で足を運べなくても、図録があれば、じっくり楽しめます。

「私的利用」に限りますが、図録で気に入った絵画をカラーコピーして、部屋に飾ることも可能です。

額縁に入れて部屋に飾れば、見栄えがさらにアップします。

また図録という形であれば、友人に貸すこともできます。

美術に興味のある友人であれば、喜んでくれるでしょう。

(メリット3)
前期・後期の両方が収録されている

展覧会によっては、前期・後期で開かれることもあります。

会期が複数ある場合、一部展示の入れ替えがあるのが一般的です。

前期にはなくて後期にある作品もあったり、前期にはあって後期にはない作品もあったりです。

それぞれ行くのがベストですが、時間の都合で厳しいこともあるでしょう。

図録であれば、両方の作品が収録されているのでじっくり鑑賞できるのです。

図録はそこそこいい値段ですが、上記のメリットを考慮すれば高いとは言えないでしょう。

むしろ安いと考えることもできるはずです。

図録は、会期中のみの販売だったり開催会場のみでの販売だったりします。

図録そのものが、思い出の品にもなる点も見逃せません。

「限定商品」と思えば、そこそこの値段にも納得できるのではないでしょうか。

気に入った展覧会は、図録の購入がおすすめなのです。

美術鑑賞を楽しむ方法(29)
  • 気に入った展覧会は、図録の購入を検討する。
何度も鑑賞するのも、粋な楽しみ方。

美術鑑賞を楽しむ30の方法

  1. 美術館は、心を豊かにする場所。
    入館の前と後のあなたは、別人になっている。
  2. 美術鑑賞は「見たいな」と思う展覧会を見つけることから始まる。
  3. ネットでの美術鑑賞で満足してはいけない。
  4. 美術鑑賞を高尚なものだと考えない。
    肩の力を抜いて、気軽に楽しむことが大切。
  5. 展覧会に足を運ぶ際は、予習をしておこう。
  6. 美術館は、できるだけ平日の朝一に行くのが良い。
    夜間に開館しているなら、ナイトミュージアムもおすすめ。
  7. 美術館は、身軽な服装で行こう。
    靴はスニーカーがベスト。
  8. 劇場や美術館に入るときは、入り口に注目しよう。
    芸術鑑賞の時間は、劇場や美術館の入り口から始まっている。
  9. 音声ガイドを借りると、理解がすいすい進む。
    美術鑑賞がもっと楽しくなる。
  10. 美術鑑賞中は、マナーモードが基本。
    できれば機内モードがベスト。
  11. 鑑賞中の会話は認められている。
    ただし、大きな声での会話は控えるのがマナー。
  12. 撮影禁止の作品は撮影しない。
    作品ごとに一つ一つきちんと確認する。
  13. 美術品を見る時間より、解説パネルを見る時間のほうが長くなっていませんか。
  14. 美術鑑賞をするときの3つの基本ステップ。
  15. まずお気に入りを1つ見つける。
  16. すべての作品をじっくり鑑賞しなくていい。
    ぴんときたものだけ、時間をかけてじっくり鑑賞する。
  17. 至近距離で見るのはいいが、全体を見ることも忘れてはいけない。
  18. 作品リストを活用した、美術鑑賞の楽しみ方。
  19. 「家に飾るならどれにするか」という視点で鑑賞すると、面白い。
  20. 着席スペースがあれば、無理をせず座ろう。
    着座位置から鑑賞するのも面白い。
  21. 単眼鏡は、美術鑑賞をより深く味わうためのアイテム。
  22. 美術品を見るときは「制作年」もチェックしよう。
    昔の作品が美しく残っていることは感動に値する。
  23. なぜスタッフに質問しても、きちんと答えてもらえないことが多いのか。
  24. 気になる画家や作品が見つかったら、後から深く調べよう。
  25. 常設展にも足を運ぼう。
    美術館の「核」に当たる作品と出会える。
  26. ガイドツアーがあれば要チェック。
    入館料以上の楽しみを満喫できる。
  27. 「このエリアで一番気に入った作品はどれか」「本展のマイベスト3はどれか」という視点で鑑賞すると、面白い。
  28. 美術鑑賞の最後は、ミュージアムショップを楽しもう。
    気に入ったグッズがあれば、迷わず買うのが吉。
  29. 気に入った展覧会は、図録の購入がおすすめ。
    図録の3つのメリットとは。
  30. 何度も鑑賞するのも、粋な楽しみ方。

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