落ち込みたくないなら、スピード感が大切です。
スピードがないとリラックスができたり時間に余裕が生まれたりしてよさそうに思うかもしれません。
ところが、現実は違います。
スピードがないと「のろのろ」になります。
意味があってスピードを抑えているならいいですが、意味もなく遅いのはよくありません。
意味もなく遅いのは、気力の低下を招きます。
のろのろ歩く。
のろのろ話す。
のろのろ仕事をする。
何をするにものろのろで遅い。
のろのろしていると、気持ちがたるんで惰性が生まれます。
緊張感がなくなり、集中力も低下します。
入る気合も入らず、出る元気も出なくなります。
あまりにのろのろしていると、眠くなってきてあくびが出ます。
のろのろしていると、それだけで気力が低下していき、落ち込んでしまうのです。
のろのろしていると、運も悪くなります。
周りから嫌々やっているように見えるため「やる気がない」「自信がなさそう」と誤解されます。
いくら本人が「やる気がある」「自信がある」と主張しても、そう見えてしまう現実があります。
周りに悪印象を与えるため、いつの間にか不運の状態になってしまうのです。
のろのろしていると、不安に悩まされることも増えます。
無駄に時間ができるので、つい余計なことを考えてしまいます。
「トラブルが起こったらどうしよう」
「あり得ないことが起こったらどうしよう」
悪いほうに妄想が膨らんで、不安を感じることが増えます。
余計なストレスを抱え込むことになります。
落ち込みたくないなら、スピード感を意識しましょう。
心がけたいのは「てきぱき」です。
家事も仕事も、てきぱきこなしましょう。
集中力を持って取り組めば、自然とスピードが出てきます。
気合も入って頭の回転も速くなります。
次々こなしていけるようになり、短時間で終えられるでしょう。
やらなければいけない仕事なら、なおさら早めに取りかかることです。
「嫌だ、嫌だ」と後回しにしたところで、いつかはやらなければいけません。
無駄に逃げ回っていると、後からツケが回ってきて、痛い目に遭います。
さっと取りかかれば、ぐだぐだ考えなくて済みます。
取りかかるのが早ければ、仕事も早めに終わります。
歩くときも、てきぱき動きます。
掃除や後片付けも、てきぱき行います。
コミュニケーションも、てきぱき言葉を交わします。
てきぱきすれば、時間の使い方がうまくなり、調子もよくなります。
スピードとテンションには、相関関係があります。
動作のスピードを下げれば、テンションが下がって、気持ちも暗くなります。
動作のスピードを上げれば、テンションが上がって、気持ちも明るくなります。
これだけのことです。
もし落ち込みやすい性格で悩んでいるなら、まずスピード感を意識してください。
「のろのろ」ではなく「てきぱき」を心がけましょう。
ほんのちょっとスピード感を意識するだけで変わります。
てきぱき動いていれば落ち込むことはありません。
スピード感があれば、自然とテンションが高くなり、明るい気持ちになれます。
つらいことがあっても、てきぱき動いていれば平気です。
スピード感があれば、落ち込んでいられません。
嫌でも元気になってしまいます。
いい意味で、考える暇がなくなって、気持ちが楽になります。