過去を変えようとしていませんか。
他人を変えようとしていませんか。
「過去に後悔がある。どうしてあんなことをしてしまったのだろう。あのときこうすればよかった」
「あの人は迷惑な存在だ。あの人に変わってほしい。どうすればあの人を変えられるだろうか」
残念ですが、過去や他人を変えようとすると、落ち込むことが増えるでしょう。
過去と他人は変えられないからです。
きわめて難しいため、厳しい壁に直面します。
もしくは無限ループに陥り、ひたすら体力を消耗することになります。
過去を変えるのは不可能です。
過去を変えたくても、無理な注文です。
過去は過ぎ去った時間であり、終わった出来事です。
時間は前にしか進みません。
タイムマシンはなく、過去には1秒も戻れません。
過去を変えたいと思っても、不可能の壁に直面するだけです。
「過去を変えたい。でも過去は変えられない。でも過去を変えたい」
不毛な無限ループを繰り返し、ストレスをためます。
くよくよしたり後悔に苦しんだりして、落ち込むことになります。
他人を変えることも簡単なことではありません。
不可能ではありませんが、大変難しいのが現実です。
他人は、自分とは別の存在です。
他人を変えるには、自分の価値観を理解してもらい、生き方を変えてもらう必要があります。
誰でも価値観を押し付けられるのは嫌です。
相手には、相手なりの価値観があり生き方があります。
他人を変えようとすると、思いどおりにいかずに苦労して落ち込むことが増えます。
相手から反発され、ますます相手との関係が悪化することも少なくありません。
落ち込まない生き方のために大切なポイントがあります。
過去と他人を変えるのではありません。
未来と自分を変えましょう。
未来と自分なら、過去や他人とは違い、自分のハンドルで自由に変えていけるものです。
未来は作っていくものです。
これからやってくる時間です。
今の自分の努力によって、未来を形作っていけます。
明るい未来を作りたいなら、明るい行動をすればいい。
素晴らしい未来にしたいなら、素晴らしい行動をすればいい。
今の行動によって、どんどん未来が形作られていきます。
過去を変えるのではなく、未来を変えようとすれば、やるべきことが見えてきます。
気持ちも前向きになります。
過去を見ていると、後ろ向きな気持ちになりますが、未来を見ていると、前向きな気持ちになります。
「さあ、これからだ!」
「よし、今から頑張ろう!」
行動すればするほど、未来が開けていきます。
未来を変えようとすると、自然とわくわくした気持ちになれるので、落ち込むことはないのです。
自分がハンドルを握っている実感があるので、モチベーションが高まり、やる気も出てきます。
自分を変えるなら、心がけ次第で今すぐ変われます。
意識を高めることも、メンタルを鍛えることも、自分を磨くことも、自分の努力で可能です。
「こうすればいいね」と思えば、すぐ実行に移しましょう。
相手に不満があって「変わってほしい」と思うことがあるとします。
相手に変わってもらうより自分が変わります。
自分で改善策を立てたり、自分の振る舞い方を変えたりすれば、あっさりトラブルが解決するものです。
相手に優しい態度を取ってもらいたいなら、まず自分から優しい態度で接することです。
そうすれば、あなたの影響を受け、だんだん態度も柔和になります。
相手に変わってもらうより自分が変わったほうが、問題解決だけでなく、自己実現も早くなります。
過去と他人は変えられませんが、未来と自分なら変えられます。
変えるなら、過去と他人ではなく、未来と自分です。
未来と自分は、やるだけやるほど変わっていくものなので、落ち込まないのです。