落ち込まない生き方を実現させたいなら、弱みに注意してください。
弱みを克服するのではありません。
弱みはそのままでいいのです。
私たちは子どものころ、親や先生からは「弱いところは克服しましょう」と教えられてきました。
苦手な科目があれば「もっと頑張りなさい」と叱られます。
成績が悪ければ「勉強が足りない」と言われます。
弱みがあるのは悪いこととされ、克服を促されてきました。
時には放課後の居残りで頑張ることもあったでしょう。
そうした教育の影響もあって「弱いところは克服するもの」という考え方が刷り込まれています。
一見するともっともらしく聞こえますが、ここに落とし穴があります。
「人には、もともと向いていないことがある」ということです。
弱みを克服しようとしていませんか。
学校の勉強では弱みを直していくことも必要ですが、実社会となると話は変わります。
弱みを克服しようとするのは、なかなか難しいのが現実です。
弱いところは、もともと向いていないことであり、適性がないことです。
もともと適性がないことは、思うように克服できません。
頑張って努力しても、なかなか結果を出せません。
弱いところはもともと向いていないことなので、時間をかけた割に伸びず、無駄な苦労ばかりが増えます。
ちょっと油断すると、すぐ元に戻ります。
克服できたとしても、もともと得意な人に勝つのは容易ではありません。
苦手意識と戦い続けなければいけなくなり、落ち込みます。
弱みを無理やり克服しようとすると、ストレスを感じることが多くなります。
「なかなか成長できない」
「思うように克服できない」
思うようにいかないことが多いため、大きなストレスを感じるようになります。
「どうして自分はダメな人間なのだろう」
弱みばかりに注意が向くので、自己肯定感も下がり、劣等感もエスカレートしていきます。
自分で自分を責めるようになり、落ち込むことも増えてしまうのです。
弱みを克服するのではありません。
強みを伸ばしていきましょう。
強みとは、もともと向いていることであり、適正があるということです。
もともと適性があることは、スムーズに伸びます。
人の半分の時間で、倍の成長ができます。
人の半分の努力で、倍の結果を出せます。
伸ばせるところを伸ばしたほうが、時間やお金の使い方としても賢明です。
強みを伸ばしていくことで、個性が磨かれ魅力も高まり、素晴らしい自分になります。
どんどん強みを伸ばしていくと、将来の武器になり、素晴らしい才能を発揮できることもあります。
伸ばせるところを伸ばしたほうが、本人にとっても幸せです。
「うまくいった」
「できるようになった」
「どんどん成長している」
強みを伸ばしていけば、充実感や達成感に触れる機会が多くなります。
プラスを実感できる場面が増えるため、人生が面白くなり、生きることが楽しくなります。
強みを伸ばせば、自己肯定感も高まっていき、大きな自信がつながります。
強みを伸ばしていけば、明るい人生を実現できます。
同じ時間があるなら、弱みの克服に使うより、強みを伸ばすことに使ったほうが賢明です。
強みを伸ばしていけば、自信がつくのです。