「どうしよう、どうしよう」
判断が難しいとき、心の中で呪文のように何度も唱えることでしょう。
素直な心の声ですが、ここに注意があります。
「どうしよう、どうしよう」と思ったところで、どうにもなりません。
自然と問題が解決されるわけではありません。
何度も思ったところで、正しい選択が見えてくるわけではありません。
「どうしよう、どうしよう」と思えば思うほど、焦りが助長されます。
追い詰められているような錯覚が生じてきて、心拍数が高まって冷や汗も出てきます。
視野が狭くなり、判断力も鈍ってきます。
冷静になればわかることも、わからなくなります。
焦れば焦るほど、ストレスも大きくなってパニック状態になります。
「どうしよう、どうしよう」と思えば思うほど、迷いの森に迷い込んでしまうのです。
判断が難しいとき、大切な考え方があります。
「とりあえずやってみる」です。
まず実際に取り組んでみないと、具体的なことがわかりません。
どんなもので、どんな手応えなのかもわかりません。
わからないから判断が難しく、あれこれ迷っています。
だからこそ「とりあえずやってみる」という考え方が大切です。
軽い気持ちでいいのです。
間違えてもいいと考えましょう。
「とりあえずやってみる」という考え方になれば、精神的な敷居が下がります。
心が軽くなるだけでなく、フットワークも軽くなります。
自然と勇気が出てきて、行動しやすくなります。
実際に取り組むと、新しい道が切り開けます。
「失敗したら大変なことになるのではないか」
万一のことが心配なら、小さなことから始めればいいのです。
小規模で始めたり小さな金額で始めたりなど、小さく取り組んでみます。
小さなことから始めれば、失敗しても小さなダメージで済むでしょう。
失敗しても、意外と何とかなるものです。
間違えても、後からやり直しや修正ができることもあります。
恥をかいて済むことならかわいいものです。
自分が恥をかくだけなら、笑ってごまかせば済むことです。
誰かに迷惑をかければ、謝ればいいことです。
アクションを起こさないと、何も結果が得られません。
アクションを起こせば、何らかの結果が返ってきます。
何事もまず行動が第一です。
行動しなければ何も始まりません。
とりあえずやってダメでも終わりではありません。
違う方法でまたやってみればいいのです。
とりあえずやってみるという考え方になれば、どんどん未来に突き進んでいけます。
たとえ無理だとわかって諦めるとしても、きちんと行動ができているので後悔がありません。
考え方もシンプルになるので、迷うことはないのです。