「1番になりたい」と「1番になる」。
それぞれ表現は似ていますが、もたらす結果には大きな違いがあります。
トップを目指すとき、あなたはどちらの考え方ですか。
「1番になりたい」という人は、残念ですが、1番になれません。
「1番になりたい」という気持ちは、まだ決意が弱い状態だからです。
「できたらいいな」「うまくいったらいいな」「調子がよければいいな」という弱い考えでは、到底1番にはなれない。
本気になっているように見せかけつつ、実はまだ本気になっていない状態です。
心の中にまだ逃げる気持ちがあります。
ちょっとしたことがあれば「お金がない」「時間がない」「やる気がない」という言い訳で、すぐサボるでしょう。
トラブルがあれば、すぐ逃げ出すでしょう。
なかなか困難が乗り越えられないなら、すぐ諦めるでしょう。
曖昧で中途半端。
成り行き任せのところが残っていて、決意に疑問符が残っている状態です。
「1番になりたい」という人は、1番どころか、2番にもなれないのです。
では、1番になるにはどんな考え方がよいのか。
「1番になりたい」と考えるのではありません。
「1番になる」と考えるのです。
言葉を濁さず、断言しましょう。
「なりたい」ではなく「なる」という表現で言い切ります。
「言い切ったら、達成できなかったときが恥ずかしい」
そう考えるなら、まだ決断が甘い証拠です。
できなかったときのことは、そのときはそのときでいいのです。
失敗から考えるのは、失敗する人によくあるパターンです。
笑われたなら笑われたでいい。
本気で1番を目指すなら「1番になる」と言い切ること。
はっきり決意表明をすることで、ますます決意が固まります。
「1番になる」という一言は、決意表明であると同時に、自分を奮い立たせる言葉でもあります。
決意が固ければ、余計な言い訳をしなくなります。
面倒なことでも進んで立ち向かうようになります。
なかなか困難が乗り越えられなくても、乗り越えるまで頑張れるようになります。
自信がなくても自信がある様子を見せることです。
はっきり言い切ることで、さらに自分の決意を固められる効果があります。
ぜひ、人に話すときも「1番になる」と言い切ってください。
言い切るだけなら特別な資格は必要ありません。
強い決意さえあれば、誰でも言い切れます。
夢は、言い切ることで実現します。
「1番になる」という人が、1番になるのです。