夢を実現できるのは、堂々と夢を語れる人です。
人に夢を語れないうちは、叶えられません。
堂々と人に語れるくらい、熱い情熱と強い信念を持つ人が、実際に夢を叶えます。
では、夢さえ語ることができれば実現するかというと、それは違います。
大切なのは「語り方」です。
語ることはできても、本気の度合いで語り方が違います。
夢を語る人には、2種類います。
「ふざけて語る人」と「真剣に語る人」です。
どちらも夢を語る点は同じですが、実現力が違います。
夢をふざけて語る人は、ネタとして語ります。
「こんな夢を持っているよ」と言いつつ、表情は緩んでいて、へらへらしています。
冗談口調で語っていて、真剣味がありません。
夢の計画も、まだ決まっていなかったり抽象的だったりします。
話は面白くて、人の興味を引き付けることはできますが、そこで終わりです。
実際に夢に向かって具体的な行動をすることがありません。
「命がけで頑張る」「必ず実現させる」「絶対諦めない」と口先だけは達者です。
ペラペラ話すことにパワーを使って、肝心な夢を実現するパワーが残っていません。
夢を熱く語る自分に酔いしれています。
夢を熱く語ることで、夢が叶ったような気分になっています。
残念ながら、こうした人が語る夢が実現することはありません。
話すことで満足してしまい、具体的なアクションをおろそかにします。
話のネタくらいならいいですが、いずれ「あの人は口だけだよね」と陰で笑われることになるでしょう。
夢が、夢のままで終わるのです。
一方、真剣に夢を語る人もいます。
きりりとした表情で、目つきも本気です。
語り方には覇気と勢いがあり、話す内容も具体的かつ計画的です。
夢も、聞くと応援したくなるような内容です。
自分の欲望を満たすための夢ではなく、人類と社会の発展につながる夢です。
夢を実現するまでの具体的なプランもあります。
そういう人は、多くの人から応援されます。
共感され、人の心を動かします。
「ぜひ協力させてほしい」と自然と人が集まってきて、ますます実現に向かっていきます。
夢が実現するのは、真剣に語る人です。
真剣に語れば必ず夢が叶うとは限りませんが、夢が叶う人は必ず真剣に語っています。
夢に対する姿勢が、本気か中途半端かの違いです。
あなたはどちらの人間ですか。