執筆者:水口貴博

上手に人付き合いする30の方法

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たとえ自分が悪くなくても、謝らなければならないときがある。相手に迷惑をかけたら、謝ることが大切。

たとえ自分が悪くなくても、謝らなければならないときがある。相手に迷惑をかけたら、謝ることが大切。 | 上手に人付き合いする30の方法

人付き合いが上手な人は、たとえ友人でも、しっかり謝ることができる人です。

友人だからとはいえ、手を抜くのではありません。

友人だからこそ、手を抜かないのです。

友人に何か悪いことをしてしまったときに「ごめんなさい」と言える人は、うまく人付き合いができます。

プライドがあるからとか肩書が上だからとかは、全然関係ありません。

プライドを捨てて肩書抜きの関係こそ、本当の友人関係です。

友人にとても謝ることが上手な人がいます。

気持ちよく「ごめんなさい」が言える人です。

「ごめんなさい」を言われたら、それ以上怒れません。

しっかり相手が反省していることがわかったら、それ以上怒れないからです。

人とは、気持ちよくお付き合いしたいものです。

誰も喧嘩がしたくて怒るのではありません。

何か悪いことをしてしまったとき、しっかり謝れる人は気持ちよく付き合える人です。

私も悪いと気づいたときには、すぐ謝るようにしています。

すぐ謝ることが大切です。

時間が経つにつれて、亀裂が広がります。

私が留学しているころ、両親がやってきたことがありました。

ロサンゼルスにあるLAXという大きな空港で待ち合わせでした。

私は、待ち合わせに3時間も遅れる、という失敗を犯してしまったことがあります。

出口は1つという思い込みのせいで、出口を間違えてずっと待っていたのです。

空港カウンターの人に聞いても「ここだ」と言います。

しかし、2時間近く待っても、出口から両親が出てきません。

明らかにおかしいのに、こればかりはどうすることもできません。

不安になった私は、空港にある有料パソコンで、飛行機の便を再チェックしましたが、やはり間違っていません。

出口が違うと気づいたのは、諦めて家に戻ったときにチェックした父からの留守電でした。

留守電がなければ、もう1つの出口を知らずにずっと家で待つことになっていたでしょう。

今、思い出しても、ぞっとします。

留守電を聞いてびっくりした私は、再び空港へ急いで向かいました。

3時間の遅刻です。

1年ぶりの両親との再会になります。

最初の一言が「すみませんでした」という謝罪になるとは思いませんでした。

こればかりは頭を下げて謝りました。

「すみませんでした」と大きな声で言ったのを覚えています。

この出口のことは、私も一緒にいた運転手の人も知りませんでした。

仕方なかったと言えば、それまでです。

しかし、私が相手に迷惑をかけたことは、事実です。

ここで言い訳はいけません。

本当は言い訳をしたかったのですが、ぐっとこらえて私は何も言いませんでした。

両親からひどく文句を言われましたが、私の責任と感じたので、謝りました。

かなりつらかったのを覚えています。

何か言ったところで、何にもなりません。

私の全責任であり、その日1日は険悪な雰囲気の中、ロサンゼルスを観光しました。

ロサンゼルスをあんなに重く歩いたのは初めてでした。

両親であろうと友人であろうと、謝るときは謝ることが大切です。

自分に悪い点がなくても、時には謝らなければならないときがあります。

責任をなすり付けてはいけません。

自分が悪いときだけ謝るのではなく、とにかく相手に迷惑をかけてしまったら、必ず謝ることが大切なのです。

上手に人付き合いする方法(21)
  • 相手に迷惑をかけたら、とにかく謝る。
相手の喜びを一緒に喜ぶと、好感が持てる。

上手に人付き合いする30の方法

  1. 人付き合いを長続きさせるコツは、力みすぎないこと。
  2. 挨拶するだけで、人付き合いの運がついてくる。
  3. 一人一人にお礼をすると、感謝の気持ちが、より伝わる。
  4. 共通点を見つけることで、親近感が湧く。
  5. トラブルが、人との結びつきを強くさせる。
    絆は、よってねじれて強くなる。
  6. 時間を助ける人が、助けられる。
  7. 知らないふりをすると、どんどん話を聞くことができる。
  8. 別れ際こそ、手を抜かないことが大切。
  9. すぐお礼を伝えるのが、感動を伝えるためのコツ。
  10. 「置き手紙」が、相手の時間を大切にする。
  11. 電話が長すぎると、相手に迷惑になってしまう。
  12. 人付き合いの上手な人は、相手のプライベートを大切にする人だ。
  13. お付き合いの基本は「ギブ&ギブ」。
  14. むっとしたときこそ笑うことのできる人が、付き合い上手な人。
  15. 人付き合いが上手な人には、サービス精神がある。
  16. 相槌を打つと、どんどん話が弾んでいく。
  17. せっかくの友人の話を折らない。
    新しい価値観を勉強させてもらおう。
  18. 人とうまくやっていくには、すべてを受け入れることが大切。
  19. 人付き合いに、年齢は関係ない。
  20. 友人だからとはいえ、だらだらにならない。
    友人だからこそ、丁寧になろう。
  21. たとえ自分が悪くなくても、謝らなければならないときがある。
    相手に迷惑をかけたら、謝ることが大切。
  22. 相手の喜びを一緒に喜ぶと、好感が持てる。
  23. 何があっても「ありがとう」で締めくくることが大切。
  24. 短所は見方を変えれば、長所になる可能性を秘めている。
  25. 人付き合いで大切なことは、まめであること。
  26. みんなと同じでないことこそが美徳。
    自分を他人と比べない。
  27. 明るい言葉を使うと、明るい人付き合いができる。
  28. 自分が失敗したときでも、そばにいてくれる人。
    それが本当の友人だ。
  29. 気持ちを伝える手段は「言葉」だけではない。
    気持ちは「体」で伝えると、もっと気持ちが伝わる。
  30. 人付き合いの達人は、褒める達人。

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