片思いは、本当に重いです。
自分だけが相手のことを好きなだけに、相手の態度一つ一つに反応してしまう自分がいます。
相手のちょっとしたしぐさは「もしかしたら、相手も私のことが好きなのかも」と思わせます。
その一方でまた違うしぐさに「やっぱり私のことを単なる友人としか思ってくれていない」とも思わせます。
喜んだり落ち込んだりと、波の激しい毎日が続いてしまうことになり、片思いって本当につらいなと感じてしまうようになります。
片一方が重く感じているだけに「片思い」とは「方重い」とも書くことができるのです。
ときどき「今、片思いしています。毎日がつらいのですが、どうすればいいですか」というお手紙をもらうことがあります。
私はこういうときには「片思いがつらいなら告白すればいいんですよ」と答えることにしています。
本来、両思いとは、自然にそうなっていくものです。
しかし、それでもなかなか相手から思ったようなリアクションがもらえないときは「本当にこれでいいのだろうか」と思います。
どうしても、お互いを思い合う時間を待ちきれず、早く結果を出したければ、私は告白を勧めます。
リスクこそはありますが、告白ほど、自分の気持ちをはっきり伝える手段はありません。
好きな人からの告白は、誰でも嬉しいものです。
もしかしたら、相手から思うようなリアクションが戻ってこないのは、単に恥ずかしがり屋なだけかもしれないのです。
だからこそ、時にははっきりした態度に出てみることが必要です。
実際、私が今まで付き合ってきたほとんどの人は、私のほうから「付き合おう」と告白したことから始まっています。
もちろん振られたことも何回もありました。
しかし、振られることが怖くて、何もしないより、告白して白黒はっきりさせたほうがいいのです。
心の閉塞感はすっきり取れます。
片思いから両思いにするには、告白することで、自分の気持ちをはっきり表現してみることが大切なのです。
告白とは、誰もがよい手段だと気づいているのに、なかなか実行しようとしないことなのです。