どんな人とでも、うまく話ができる方法があります。
知らないふりをすることです。
相手が話していることを、すでに自分は知っていても、あえて知らないふりをするのです。
たとえ自分が知っていることでも、見落としていた知識に気づくチャンスかもしれません。
「それ、知ってる」と一言で終わらせてしまえば、話をしてくれなくなります。
私はよく知らないふりをして、いろいろな人から話を聞かせてもらっています。
コンピューターの勉強をするときに、これが役立ちました。
自分が中心で、世界が回っていることはありません。
自分の知識は完璧ではありません。
知識に完璧はあり得ません。
コンピューターの勉強をするときに、自分が知っている知識の話を友人から聞く場合も、知らないふりをします。
初めて聞くような表情で話を聞いていると、自分の知識の穴を埋めることもできます。
自分の知識の復習もできます。
時には思いもしないお宝情報を聞かせてもらうときさえあります。
聞くことで、相手は自尊心を満足させることができます。
私に対しても、話を聞いてくれた印象が残り、気分をよくしてくれます。
私はこれでコンピューターの知識を手に入れ、得意になっていきました。
思ったより効果のある「知らないふり」は、強力な人付き合いのコツになるのです。
知らないふりをするだけでいいのです。