「つまらなさそうだな」
そう思うことでも、まったくの未経験なら、やってみましょう。
ものは試しです。
興味がなくても、やる気がなくても、とりあえずチャレンジのつもりでやってみるのです。
すでに経験したことがあったうえで避けるのならまだいいのです。
自分には合わない・向いていないということがわかっているなら、避けるのもありでしょう。
同じことを繰り返しても仕方ありません。
しかし、一度も経験したことがないのに、見た目や雰囲気だけでつまらないと決めつけるのはよくありません。
これを「経験の食わず嫌い」といいます。
自ら選択肢をつぶさないことです。
世の中には楽しいことが山ほどたくさんあります。
経験の食わず嫌いは往々にして、無意気に起こります。
自分では意識していなくても、知らず知らずのうちに避けていることが少なくありません。
これは楽しむチャンスを失っているのと同じことです。
本当は楽しいことなのに、つまらないと誤解して、楽しむチャンスを逃すのです。
つまらなさそうに見えるからといって、つまらないとは限りません。
実際にやってみると、思ったより楽しかったり面白かったりするのはよくあることです。
経験の食わず嫌いほど、もったいないことはありません。
どんなに楽しいことでも、スルーをしては、ないも同然になります。
経験の食わず嫌いは全国各地で発生していて、私たちの人生に大きな影響を与えています。
だから一度はやってみるのです。
将棋に興味がなくてつまらなさそうに見えても、一度もやったことがないなら、とりあえずやってみましょう。
何事もチャレンジです。
思った以上に楽しく、意外と性に合っていて、はまってしまうかもしれません。
下手であっても、楽しいことなら長続きします。
読書が趣味の人もいるでしょう。
まったく興味のないジャンルの本でも、一度は手に取って読んでみたい。
いざ読んでみると、楽しさ・面白さを発見できることがあります。
「どうして今まで読まなかったのだろう。もっと早く読めば良かった」と悔やむこともあるのです。
思いのほか楽しいことに気づいたらラッキーです。
人生で楽しいことが1つ増えたことになります。
「やってみると意外と楽しい」というケースは山ほどたくさんあります。
そういう経験のほうが多いかもしれません。
意外性は意外なところにあるものです。
案の定つまらないで終わったのなら「つまらないことがわかった」「自分に合わないことがわかった」という発見があります。
これはこれでプラスなのです。
これはスポーツでも楽器演奏でも何でもそうです。
経験の食わず嫌いをやめると、人生の可能性が広がるのです。