お付き合いの基本は「ギブ&ギブ」です。
ギブ&ギブは、見返りを求めない気持ちの表れです。
与えるだけにしておき、自分は何も期待しないようにします。
見返りを求めないようになると、気持ちが楽になります。
ギブ&テイクでは、与えては返してもらうというのが基本になります。
与えたものが返ってくると、プラス・マイナス・ゼロになります。
損をして後から得があるため、変わりはありません。
ギブ&ギブを軸にしたお付き合いを心がければ、もちろん与えるだけになります。
しかし、お返しを求めないからこそ、気の持ちようが楽になります。
「これ、あげるからね」と言ってプレゼントした物は「返さないといけない」という義務がありません。
相手も受け取りやすくなります。
与える側も、返してもらうことを前提にしていないため、余計な気がかりをせずにすみます。
ギブ&ギブでは何も得られないような気がしますが、そんなことはありません。
お互いに「楽」であることがプレゼントされます。
「楽」であることも、十分素晴らしいことです。
お付き合いに負担がかからないから、楽な関係になれます。
私もこの本を差し上げるときは、プレゼントとして差し上げています。
私は、お金は取りません。
友人にプレゼントします。
そのほうが私も気が楽です。
相手もお金を必要としないため、楽な気持ちで読めます。
ギブ&ギブの関係になることで、お互いが気持ちよくお付き合いできるのです。