人間はアナログが得意で、デジタルが苦手です。
一方、コンピューターはデジタルが得意で、アナログが苦手です。
ヒューマンエラーを起こさない方法として「デジタル処理をコンピューターに任せられないか」と考えることは重要です。
「デジタル処理は、すべてコンピューターに任せる」ということです。
ヒューマンエラーを起こすのが人間なら、コンピューターに任せられるところはコンピューターに任せたほうがいい。
デジタルな作業を、わざわざ人間が行っていないかチェックしましょう。
今の作業でデジタルな部分を、わざわざ人間が行っていないでしょうか。
デジタルな作業なら、人間がするより、コンピューターに任せたほうが、何倍も速く正確に作業が進みます。
たとえば、計算です。
今の時代、人間が紙に式を書いて計算するのは時代遅れです。
計算は、コンピューターである電卓に任せれば、速く正確に計算してくれます。
桁数が大きくなればなるほど、その差は歴然です。
しかし、人間ですから、電卓を使って計算していても、ボタンの押し間違いをすることもあるでしょう。
理想は、計算におけるすべての工程をコンピューターによって自動化することです。
入力して、計算して、結果として出力するすべての工程を、コンピューターで自動化できるなら、そのほうが間違いはありません。
デジタルの処理では、圧倒的にコンピューターのほうが優れています。
デジタルでは、人間は素直に負けを認めて、コンピューターに任せたほうが、結果としてヒューマンエラーが減るのです。