いろいろなことに感動する人は、いろいろなことを学問している人です。
いろいろな刺激を受け取る受け皿を持っているからです。
これは言い換えると、いろいろな価値観を持つことができているということです。
たくさんの受け皿を持つ人は、たくさんのことに感動します。
建築に感動する人は、建築への受け皿があるからです。
だからとはいえコンピューターにも感動するわけではありません。
コンピューターに対する受け皿がないと、コンピューターの感動を受け止めることができないからです。
私はコンピューターが好きです。
だからコンピューターの話になると、目の色を変えます。
コンピューターの話には感動します。
一方で私は、植物学には特に興味はありません。
ただ、学問不足なだけです。
知識がないため、良さがわかりません。
感動するための要素は植物学にもしっかりあります。
しかし、感動するための受け皿がないから受け止められないのです。
気づかない、気づけないだけです。
もし、私が植物学を意識的にいろいろ学ぶと、受け皿ができます。
植物学にも感動できます。
いろいろなことを学問をするということは、いろいろなことに感動できるということなのです。