「試験開始!」
試験が始まってから、あなたはどのような順番で問題を解き進めますか。
おそらくほとんどの人は試験が始まるやいなや、一番の問題から進めようとするはずです。
第1問、第2問、第3問と順番どおりに進めるのは、別に不思議なことではありません。
早く問題に取りかかりたいし、少しでも時間を有効に使いたい気持ちもあるのでしょう。
しかし、いきなり1問目から取りかかるのはよくありません。
いきなり1問目から、難問が待ち受けていることもあります。
大学では受験生の柔軟な思考を確かめるため、わざとそうすることがあります。
最初に難しい問題があると、いきなりつまずいてしまい、調子が狂ってしまいます。
1問目の難問に時間と体力を使ってしまうと、焦りを助長してしまいます。
焦ったがために平凡なミスをしたり、読み飛ばしてしまったりする可能性も出てきます。
さあ、これがわかれば、まず試験が始まって最初にすることがわかりますね。
「最も簡単な問題から順に手をつける進め方」がベストです。
気持ちを楽にさせる効果があるからです。
まず一問、確実に解いてください。
「できた!」という達成感と心の余裕を作るためです。
1問解ければ、調子が出始めます。
テストの雰囲気を見たときに、簡単そうな問題は、だいたい見当がつくはずです。
簡単そうな問題が3つ目にあれば、3つ目から始めましょう。
試験問題を、1から順に進めなければいけないというルールはありません。
場合によっては、いきなり最後の問題から始めても結構です。
確実に解ける問題を解いたとき、小さな達成感が生まれます。
その気持ちの余裕は、大事です。
心を落ち着かせ、調子も上がってきます。
確実に解ける最も簡単な問題から取り組むことで、気分が乗って調子が出始めるのです。