学期末試験や模擬試験では、1日にいくつも試験を受けるのが通例です。
朝から夜までずっと試験ばかりという日さえあります。
試験が終わった直後、よく見かける光景があります。
「テスト、難しかったね。最初の問題の答え、何にした?」
友人との答え合わせです。
やはり問題を解き終わった後は正解が気になり、休み時間に友人と答え合わせをしたくなります。
一生懸命に試験勉強をしたテストほど、気持ちが高ぶって答えが気になります。
しかし、1日にいくつもの教科の試験を受ける場合、一連の試験がすべて終了するまで答え合わせはしないほうがいい。
間違っていれば、精神的に動揺し、次の試験に影響を及ぼすからです。
悪い結果は、なぜか長く引きずります。
動揺や不安が広がると、次の試験に集中しにくくなります。
「出来が悪いかもしれない。どうしよう……」
どうしようと思っても、どうしようもありません。
今さら変更しようがないです。
それより気持ちをさっと切り替えることです。
受け終わった試験のことは忘れ、数十分後に受ける次の試験に向けて気持ちを集中させましょう。
休み時間のうちに少しでも試験勉強すれば、間に合うことが何か見つかるかもしれません。
休み時間に友人との答え合わせをするくらいなら、次の試験の勉強をするほうがよほど有益です。
友人と試験のことで話し合ったり答え合わせをしたりするのは、一連の試験をすべて受け終わってからです。
教科書を開いて、気になる問題の答えを確認してもいいでしょう。
模擬試験の場合は、試験後すぐ回答が配られるはずですから、そのまま復習もスムーズにできるはずです。
そのタイミングで間違いに気づき、動揺する分にはいい効果を生み出します。
「知識の穴が見つかった」
本試験までに埋めるべき穴を見つけ、勉強へのやる気へと変えましょう。
その勢いで復習するのです。