テストではどんなにわからない問題が出題されても、空欄は絶対に埋めることです。
空欄のままでは、点をもらえる可能性はゼロです。
しかし、わからなくてもいいから何か書けば、点をもらえる可能性があります。
運もテストの点数に反映されます。
この「わからないから空欄のままにする」という行為には、実はテストでスコアを得るだけでなく、もう1つ深い意味があります。
「返事のできる人間性を形成する」という重要な意味があります。
テストで「わからないから空欄のままにする」という癖がついてしまうと、人間関係では苦労します。
誰かに話しかけられたとき「知らないことは返事をしない」という人間に育ってしまうからです。
テストであれ人間関係であれ「知らないことはほうっておく」という根底部分は同じです。
人に話しかけられたとき、内容がわからないから返事をしないのでは、トラブルになります。
知らないから返事をしないのは「無視」と同じです。
コミュニケーションが完全に中断され、人間関係もうまくいくはずがありません。
わからなければ、わからないなりに返事があるはずです。
「知識不足でわかりません」でもいいですし「教えてください」という返事でもいいでしょう。
会話のキャッチボールを継続することです。
適当な返事でもいいから、とにかく無視は避けることです。
これは重要です。
未知の会話が登場しても、わからないなりに何か返事をすれば、コミュニケーションが続くことでしょう。
下手な会話でもいい。
大切なことは「とにかく返事はする」という姿勢です。
何でもいいから答えを埋める習慣によって、人間関係のうまい人として育っていくのです。