学校の試験では、やけに簡単な問題と遭遇することがあります。
「普通の簡単」ではなく「驚くほど簡単」というレベルの試験問題です。
「簡単じゃないか。サービス問題なのだろう。ラッキー!」
簡単な問題に喜ぶ人も多いでしょう。
しかし、簡単と決めつけるのは早い。
深く考えることなくさっと解答用紙に書き込みたくなりますが、ここには落とし穴があります。
たいていこの手のパターンは「引っかけ問題」です。
簡単と見せかけることで試験者を油断させ、引っかける狙いがあります。
ときどき試験では、こういう引っかけ問題が出題され、惑わされることがありますね。
難しい問題があるなか、急に簡単な問題が混じっていると、ますます不自然に感じられます。
試験慣れしている人であれば「妙に簡単な問題=怪しい」と直感が働くようになります。
簡単すぎる問題があれば、さっと解答するのではありません。
もう一度問題文をよく読み、何か見落としていることがないか、しっかり確認することが大切です。
「なるほど、こういう裏があったのか?! 危ないところだった!」
見落とし部分が見つかるに違いありません。
試験慣れしている人であれば「簡単すぎる問題には要注意」ということを感覚的にわかっているのではないでしょうか。
これは試験に限った話ではありません。
人生においても起こることです。
あるときあなたの目の前に「簡単すぎる問題」が現れるかもしれません。
「なんだ、簡単だね。すぐできるね」
簡単な問題だからといって油断してはいけません。
さっさと処理したくなるかもしれませんが、要注意です。
それは、神様からの引っかけ問題です。
深く考えることなく取り組むと、思いもよらないエラーを引き起こすことになるでしょう。
後になって「まんまとやられた!」と後悔することになるのがオチです。
簡単すぎる問題があれば、喜ぶのではありません。
「引っかけ問題ではないか。何か見落としていることはないか」と考えてください。
じっくり問題と向き合って、本当にこれでいいのか、もう一度よく確認してみてください。
仕事の裏を読んだり、相手の意図を考えたりです。
よく確認してみると「おや?!」と思うところが見つかるかもしれません。
引っかけ問題に引っかかってはいけません。
「簡単すぎる問題には要注意」という感覚を、試験だけでなく、人生にも生かしてください。
引っかけ問題に強い人は、人生でもうまくいくのです。