試験会場へは、試験が始まるぎりぎりに到着するのはおすすめしません。
普段は時間にルーズな人でも、試験の日くらいは、早めに試験会場に到着することです。
試験が始まるぎりぎりに到着するとどうなるでしょうか。
トイレに行きたくても、行く時間がなくなります。
トイレを我慢しながらの試験ほど、集中できない状況はありません。
テスト中にお漏らしするわけにもいきません。
呼吸を整えたり、汗を拭く時間もなかったりします。
呼吸が荒くて試験に集中できなかったり、汗で問題用紙がよれよれになったりするのは嫌です。
また、ぎりぎりで到着したという心理的な余韻が残り、試験に集中しにくくなってしまうでしょう。
できるかぎり余裕を持って到着しておくようにしましょう。
たとえ、悪天候や人身事故などで電車やバスが遅れていたとしても、最悪の状況を避けることができます。
さあ、ここまではすでに皆さんもご存じの内容でしょう。
実は、早めに到着する理由がもう1つあります。
これこそ真の理由です。
「優越感を得るため」です。
「早めに到着している」という行為そのものが、実はすでにほかの人より優位な状態です。
早く到着し、早く準備ができています。
呼吸も十分落ち着いています。
ほかの人より早く行動できている状態は「自分は今、トップに立っている」と心理的な優越感を試験前に作り出せます。
余計な不安に振り回されず、気持ちよく試験をスタートできることでしょう。
試験を始める前に勝負がついています。
ぎりぎりに到着しても、問題なく試験を受けられることに変わりはありません。
しかし、実はすでに試験前に勝負が出来上がっているのです。