「部分点」がもらえる問題形式があります。
国語・数学・歴史など、記述形式で回答する場合によく見られます。
「主人公が、なぜ家に戻ったのか、心情を述べよ」
「円周率が3以上であることを証明せよ」
「豊臣秀吉が太閤検地を実施した理由を述べよ」
回答の記述がどれだけ正しく詳細まで書かれているかによって、もらえる点数が決まります。
完全な正答ではないが、初歩的な理解はできていると採点者が感じたとき、ある程度点がもらえます。
これは大切なことです。
わからなくても、わからないなりに悪あがきをすることです。
本当は見当のつかない問題でも「もしかしたら」と思って書いた内容で部分点がもらえることは十分に考えられます。
できるだけ長い文章を書いて「もう少しで回答できる」という「そぶり」を見せるのも、実力のうちです。
悪あがきによってもらえた部分点で、合否が決まることもあるのです。