公開日:2010年1月11日
執筆者:水口貴博

受験時代に経験しておきたい30の気づき

  • 受験勉強を通して、
    ボキャブラリーをたっぷり増やす。
受験時代に経験しておきたい30の気づき

受験勉強を通して、ボキャブラリーをたっぷり増やす。

「いつもの感じでお願いします」
高校時代は行きつけの理髪店があり、よくこの言葉を使っていました。
いつも行き慣れている理髪店なら、本当にこれだけで通じます。

髪型の意外な大切さに、気づく。

高校時代のある日、理髪店で髪を短く切られてしまったことがありました。
私の説明が抽象的だったせいです。
イメージがうまく伝わらず、お坊さんのように短く切られてしまいました。

「徹夜型の勉強」の限界に、ようやく気づく。

小学校や中学校までの勉強は、暗記で何とかなります。
そもそも覚える量が少ないからです。
覚えることも単純であり、すぐ理解できる内容が多い。

筋力には限界はあっても、脳力には限界がない。

世間では「筋肉も脳も同じだ」という言葉をよく耳にします。
面白いたとえですね。
どちらも鍛えることができ、強化させることができるからです。

成長曲線は、きれいな右肩を描くとは限らない。

学力の向上は、右肩上がりとは限りません。
むしろ、すぐ結果が出るのはまれです。
なかなか結果が出なくて、もどかしいことでしょう。

勉強が大変だと思ったら、勘違い。
勉強ほど、贅沢ぜいたくなことはない。

日本の江戸時代には「士農工商」という身分制度がありました。
武士・農民・職人・商人という明確な上下関係です。
さらに低級な身分もあったと言います。

本に折り目をつけるのも、勉強の1つ。

あなたは教科書や参考書を、折り目をつけずに使うタイプですか。
友人から借りた本を使う教科書や参考書なら、折り目をつけないのはわかります。
借りた本は、きれいに使うのがマナーですね。

おしゃれの余裕のなさは、大逆転の前触れ。

高校生にもなると、おしゃれに興味が出てくる時期です。
美容院に行ってパーマをかけたり、特殊な道具を使って眉を整えたりします。
お化粧道具をそろえ、スキンケアにも力を入れたくなります。

受験勉強は、モグラ叩きゲームである。

「受験勉強」という言葉には、なぜか暗い印象があります。
毎日、明けても暮れても勉強ばかり。
机の前では、いつも教科書とにらめっこ。

協力者は、現れるものではなく、変わるもの。

高校3年のころ、受験勉強のため、いつも夜遅くまで学校に残っていました。
家で勉強するのもいいですが、学校にはほどよい緊張感があり、勉強に最適でした。
放課後から夜遅くまで、学校に残って勉強していました。

いくら得意科目とはいえ、完璧を求めつつ、完璧を目指さない。

あなたには苦手な科目がありますか。
得意科目がある人は、幸せです。
時間をかけた分だけ、点数が伸びていきます。

勉強に才能は関係ない。
やるか、やらないかの差。

勉強に、才能は不要です。
まずそれに気づくことです。
生まれつき、記憶力に多少の違いはあります。

参考書を買っただけで満足しない。
買った後こそ重要。

「この本を買えば、勉強ができそうな気がするぞ」
本屋で手に取った参考書の中身を見たときに、そういう気持ちにさせるものがあります。
より良い参考書を選べば、勉強もはかどることでしょう。

最初から立派な参考書があるのではない。
立派な参考書へと仕上げていくものなのだ。

本屋の受験コーナーを見れば、立派な参考書がたくさん並んでいます。
どの参考書も頼りがいがあるように見えます。
「買うからにはできるだけ立派な参考書を選びたい」

目を背けたくなる部分こそ、直視しなければいけない部分。

「テストで悪い点を取ってしまった。落ち込むなあ」
誰でも悪い点を取ったら、ショックを受けます。
普通の人はまず落ち込みます。

いらいらしてもいい。
大切なのは、どこに向けて吐き出すか。

受験生のときの、ある日のことです。
母から気に障るようなことを言われ、いらいらして自分の部屋のドアを蹴ってしまったことがありました。
実は母から何を言われたのかは、覚えていません。

勉強道具を統一すると、勉強効率が向上する。

学生時代、学校用と家庭用とで、別々のシャープペンシル、消しゴム、ノートがありました。
家で使うタイプと学校で使うタイプが別々だったので、使い心地も違い、違和感がありました。
違和感があると気になり、集中力を奪われてしまいます。

「わかる」と「覚える」は、意味が全然違うことに気づく。

「わかる」と「覚える」は、なんとなく意味が似ている言葉です。
「わかりました」
「覚えました」

勉強は「小→中→大」ではなく「大→中→小」で進める。

受験生の中には「小→中→大」で勉強を進める人がいます。
細かいことから覚えて、後から全体をつかむというやり方です。
たとえば、歴史の勉強をするときに、年号・登場人物・戦争・建造物の名称などから、正確に覚えようとします。

受験期は、自分らしい勉強法に気づく時期。

私が本腰を入れて受験勉強を始めたのは、高校1年の冬からでした。
それまでは、勉強らしい勉強をしたことがなく、初めは手探りの状態でした。
勉強そのものに慣れていないため、効率が悪いものも多く、まずそこから改善しなければいけないと気づきました。

どんなに間違っても、命まで取られるわけではない。

社会で仕事をしていると、ささいなことが命に関わる場面が数多く登場します。
ぼうっとしていると、赤信号なのに横断歩道を渡ってしまい、車にひかれそうになります。
自動車でハンドル操作を誤れば、事故を起こしてしまい、人をはねてしまうばかりか、自分の命を落とすこともあります。

大好きな部活なら、勉強のために無理にやめる必要はない。
むしろやめないほうがいい。

「受験に専念したい。部活はやめたほうがいいだろうか」
受験生の間ではよく話題になる話です。
普通に考えれば、勉強に集中する時期ですから、部活をやめて勉強に専念するほうがいいと思います。

勉強以外のもう1つの課題。
「いかにストレスを吐き出すか」

受験期には、つい勉強のことばかりを考えてしまいがちです。
勉強ばかりの毎日であることはたしかですが、現実はそうはうまくいきません。
風船は、空気を入れ続ければ、いずれパンと破裂してしまいます。

他の受験生より有利になるのは、睡眠時間を削ったときではなく、増やしたとき。

受験は競争です。
成績を上げるためには、やはり勉強の絶対量を増やすことです。
・他の受験生より長く勉強する

言い訳をする人は成長できない。
言い訳をやめないかぎり、成績は絶対に向上しない。

「たまたま苦手な問題が出題された」
「勉強の時間が少なかった」
「当日、調子が悪かった」

勉強が苦手な人の部屋、3つの共通点。

学生時代は、さまざまな友人の部屋に遊びに行きました。
友人の中には成績のいい人もいましたし、逆に悪い人もいました。
田舎の小さな学校なので、生徒同士あまり壁がなく、みんなが分け隔てなく交流していました。

勉強ができる人の部屋、3つの共通点。

学生時代には、さまざまな友人の部屋を見せてもらいました。
その中で成績がいい人の部屋には、3つの共通点があることを発見しました。
(1)教科書や参考書が並んだ本棚

10代は、みな革命家。
理想は高く持て!

受験時代は、将来の理想は高く持つ時期です。
今、考えられる最高の理想を思い描いてください。
「お金持ちになりたい」

寝る直前に考えていたことは、夢に出てきやすくなる。

寝る直前に、父に叱られたことがありました。
すると、夢の中で父から叱られる続きを見てしまうことがありました。
寝る直前に好きな人のことを考えていたことがあります。

どんなに他人の助けがあっても、最後に勉強するのは自分。

図書館は、勉強するのに絶好の環境です。
しんと静まり返っていて、室内は勉強一色という雰囲気に包まれています。
図書館にいるだけで、頭がよくなったような気がするから不思議です。

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