自分の顔のごみは自分では見えませんが、他人から見れば一目でわかります。
心の優しい人は、親切に「ごみがついていますよ」と教えてくれます。
しかし、それを聞いた本人は「悪口を言われた。この人、むかつく」と受け止めてしまう場合が多いのです。
いえ、むしろほとんどが、そのパターンです。
自己管理の究極は、他人からの批判を前向きに受け止めることです。
そもそも前向きな言葉なのですから難しいことではありません。
自分が勝手にマイナスとして受け止めているだけです。
単なる悪口で言っているわけではなく、あなたの顔にごみがついているからわざわざ教えてくれているのです。
自分の顔についているごみが自分では見えないように、自分では「問題ない」と思います。
批判を言われても「そんなはずはない。あり得ない。間違っている」と言い返します。
しかし、批判を言われる事実があるのですから、何か問題があることに目を向けることです。
自分からは、自分の顔のごみは見えません。
学校では先生から、叱られます。
友人からは、陰で悪口を言われたりします。
会社では上司に叱られたりします。
悪いのは、すべて相手に問題があるように思えます。
そう思う自分の器をもう少し大きくして「私を助けようとしてくれているのではないか」と考えればいいのです。
それらはすべてあなたを助けようとしてくれている愛の言葉です。
ありがたいことなのです。
不幸な環境ではなく、恵まれた環境です。
「自分は嫌われても、おかしいところを相手に伝えたい」と親切な人たちから、一生懸命にメッセージを与えられているのです。
これほど嬉しいことはありません。
学校へ行けば授業料を取られるところを、無料であなたに教えてくれているのです。
自己管理の究極は、批判やクレームを前向きに捉えるということです。
そもそも前向きの言葉ですから難しくはありません。
受け止め方しだいです。