圧迫面接では、成績を批判されることがあります。
「TOEICの点数が低いね」
「大学に4年間もいて、この程度の成績は信じられない」
「悪いけど、あなたは頭が悪いんですね」
すべての成績がよいのは、本当に一部の優秀な学生だけでしょう。
やはりほとんどの学生は、どこかに悪い成績があるものです。
成績を批判されたとき、どう返事をすればいいのか。
まず気をつけたいのは、言い訳です。
「アルバイトが忙しかった」「時間がなかった」「お金が足りなかった」など、言い訳はよくありません。
たとえそれが事実でも、言わないほうが無難です。
言い訳をすると、現実から目をそらしている様子が伝わり、面接官は残念に思うでしょう。
言い訳しやすい性格は、社会人としてもふさわしい態度ではありません。
この場合、言い訳をせずに答えるのがポイントです。
「努力したのですが、至らない部分があったのかもしれません。諦めず、今後も努力を継続していきます」
「自己管理が不十分でした。その失敗を、今後は生かしたいと思います」
「たしかに努力が足りない点もあると思いますが、前向きな気持ちは今後も続けていきます」
面接官の批判を素直に受け入れたうえで、前向きに答えましょう。
少なくとも、素直で前向きな様子は伝わります。
成績の悪さは、実はさほど重要ではありません。
成績の悪さは、後から補えます。
しかし性格は、なかなか変えられません。
成績が悪くても、素直で前向きな様子が伝われば、面接官は評価をしてくれるはずです。
高く評価されるのは、成績のよさより、性格のよさです。
性格がよければ、批判しつつも、期待を抱くはずです。