買ったばかりの携帯電話は、電源を入れてもすぐ切れます。
充電がされていないので、電気供給ができず、すぐ息切れしてしまいます。
「使ってから充電」の順番ではなく「充電してから使う」というのが、本当の順番です。
この順番は、基本中の基本ですから、誰も間違えることはありません。
あらためて考えると当然のことですね。
しかし、日常生活では、間違える人が多いのです。
「使ってから充電」の順で行動している人が、実に大変多くいるのです。
たとえば、睡眠です。
睡眠不足は、忙しい人にはつきものですが、自慢できたものではありません。
睡眠不足というのは充電不足と同じだからです。
充電が不足しているというのに、勉強に集中したり、仕事をこなしたりできなくなります。
電池がないのに動かない携帯のように、睡眠で充電ができていない人が、起きている時間に元気が出るほうがおかしいのです。
「仕事で悩みがあります。元気が出ません」という人たちの悩みをたびたび耳にします。
そんな人たちの生活をひも解くと「睡眠不足」が原因になっていることがほとんどです。
充電もしないで、活動しようとしているのです。
携帯の充電不足と同じではないですか!
そもそも充電がされていないから、元気が出ないのは当然のことです。
「動かしてから充電」の順番ではないのです。
「充電してから動けるようになる」という基本を間違えないようにしましょう。
まず充電である睡眠があってこそです。