笑われることかもしれませんが、私の部屋のトイレには、いつも紙が張ってあります。
書いてある内容はさまざまですが、特に自分の志、目標、夢が大半を占めています。
「え、なぜそんなことを?」と思うでしょうが、これには自己管理をするうえで大きな理由があるのです。
人は怠け物ですから、ほうっておくと、つい後回しにしたり、うっかり忘れたりしてしまいます。
忘れることが得意な人間に、忘れさせないような強制的な方法を採ればいいのです。
それが「トイレに行く」という行動です。
人が生きているかぎり、絶対にトイレにいくことを忘れることはありません。
トイレに行かないということは、お漏らしをしているということです。
生理現象であり、忘れたくても忘れられません。
そんな必ず行くトイレに、紙が張ってあるとどうでしょうか。
トイレに入ったとたんに紙が張ってあると、目に飛び込んできますから、仕方なく読んでしまいますね。
自分の潜在意識にインプットされます。
すると、忘れたくても、忘れることができなくなります。
絶対に忘れることのない生理現象に、忘れやすいことをリンクさせておけば、忘れることができなくなるという賢い方法です。
これは、おすすめです。
「トイレ」という響きが不潔なイメージを持たせていますが、これを利用しない手はありません。
私が実際に自分の実生活の中で試し、その効果をはっきり実感しています。
チャンスはトイレにあるといっても過言ではありません。
トイレに行かない日はないように、トイレに書いてある紙を読まない日もありません。
どうしても忘れられなくなり、意識せざるを得なくなってしまうのです。
自己管理のポイントは、トイレにあるのです。