遠くに勉強をしに行けば、すごいように思えます。
私は自分が留学した経験があるためよくわかるのですが、英語を勉強したければ、国内でも十分通用します。
アメリカ留学を始める人は「アメリカへ行けば、環境すべてが英語だから、勉強しなくても話せるようになる」と勘違いしています。
日常生活の中に勉強があるだけであって、勉強をしなければならないことは変わりません。
国内で勉強しようと、海外で勉強しようと、勉強には変わらないのです。
海外留学した人より、国内で一生懸命に勉強したほうが、英語が得意になっているという例は数多く存在しています。
そういう例のほうが多いかもしれません。
海外へ留学した人は、お金と場所に頼りますが、国内で勉強しようとする人は自分のハートを大切にして、勉強に工夫を凝らします。
崖から這い上がるような力強さがあるため、場所は悪くても、ハートの熱で乗り越えていくことがあります。
結果として、国内組のほうが、勝ることがよくあるのです。
勉強は、場所ではなく、ハートの問題なのです。
本当にそれは遠くに行かなければ学べないことなのかと、振り返ってみることが大切です。
純粋に英語だけの勉強なら、海外より国内のほうが、費用面では大きな節約ができるはずです。
節約できた分を、英語の勉強に充てればいいのです。
遠くに学びに行こうとすると、お金も体力も時間も必要です。
それでいて、実際は勉強の効果が薄かったりします。
勉強で大切なことは「どんな場所で勉強するか」より「どれだけ熱意を持って勉強するか」なのです。