自分の体力管理は、次の2つのパターンがあります。
体力の「増強」と「温存」は、どちらも体力管理です。
しかし、真面目な日本人は、体力管理といえば「増強」ばかりをしようとするのです。
温存は、真面目な日本人には「サボっている」という受け止め方をしてしまうことが多いからです。
お昼休みにデスクで寝ていると「やる気ないのかな」と見てしまいます。
「疲れたので、明日休ませてください」と言えば「気持ちがたるんでいる」と叱られます。
真面目な日本人は、体力管理といえばフィットネスやジムに通って、有酸素運動や筋トレをして体力を増やそうとします。
「体力をつけるためにジムへ通っています」と言えば「さすがだな、偉いなあ」と言われ、評価もされるからです。
日本人は、この言葉を聞きたいがゆえに、体力の増強を積極的にしようとします。
体力増強がいけないわけではないのですが、あまりにそればかりに偏っているために、バランスが取れていません。
体力の温存も、同じくらいに重要です。
「サボっていると思われるかな」という罪悪感があることでしょうが、疲れたときには休むのが一番です。
電池が切れてからでは遅いのです。
電池が切れるまで頑張ろうとするから、いきなりキレたり、鬱になったりします。
電池は、切れる前に充電をしておかないといけないのです。