チャンスとは、流れ星です。
ふとした瞬間に突然現れ、さっと目の前を横切ります。
あっと思った瞬間には、もう夜空に消えてしまっている。
流れ星に出会うためには、当然ですが、夜空を見上げていないといけません。
下を向いていては、夜空に流れ星が横切っても気づくことさえできません。
夜空を見上げていないと、100パーセント流れ星に出会えない。
ある日、突然自分の目の前に王子さまが現れた。
しかし、恥ずかしくて話しかけることができない。
王子さまに見合うだけの自分ではないから。
チャンスをつかめる人は、ただ運がいい人と思われがちです。
努力も体力も必要なく、たまたま訪れた好機をものにした人と思われがちです。
しかし、勘違いしてはいけません。
あなたはチャンスをつかむことを「数少ないチャンスをつかむこと」だけと考えているのではないでしょうか。
たしかにチャンスは、少ない。
少ないからこそ、チャンスといいます。
チャンスは、誰にでもやってくるわけではありません。
正確に言えば、誰にでもやってきていますが、努力をしていない人は、ほとんどのチャンスに気づかず通りすぎてしまいます。
1つのことに集中している人は、定まった焦点で物事を考えるため、それしか見えてこないようになります。
私は以前、気になる人に話しかけようかどうしようか迷っているうちに、その子が突然いなくなってしまった経験がありました。
転勤なのか、引っ越しなのか、詳しい理由はわかりません。
とにかく、何かの事情でもう私の目の前に現れることはなくなりました。
私はタクシーに乗ったとき、運転手さんに話しかけるようにしています。
何を話しかけるかというと、本当にたわいないことです。
「この辺りは住宅街なんですか」
チャンスは流れ星です。
ぱっと現れては、ぱっと消えます。
もたもたしている暇はありません。
私には、メモを取る習慣があります。
それはもう何でもかんでもメモしてしまうほどです。
HAPPY LIFESTYLEで書く文章は、どれも日常の中でふと思いついたアイデアです。
なぜ当ててもらえないのか。
それは、手を挙げないからです。
手を挙げないと当ててもらえません。
先生から難しい宿題を出されたとき。
上司から不可能と思えるような仕事をお願いされたとき。
友人から無理な注文をされたとき。
「ありがとうございました」
レストランでおいしい食事を終えて、あなたはお店の人に、一言感謝の言葉を述べます。
お店から出ていく。
「ありがとう」という言葉は、聞いて誰もが嬉しくなる言葉です。
この感謝の言葉は、シンプルな一言です。
だからこそ、使い方によって、チャンスをつかめる量も変わります。
私の友人に、いつも話の長い人がいます。
話しかければ、いつの間にか相手ばかりが話している。
20分も30分も話し続けていることは当たり前。
東京ディズニーランドでは、長い行列が当たり前です。
30分待ちや1時間待ちは当然であり、時には2時間以上も待たされることも珍しくありません。
短い行列があれば、ディズニーランドらしくありません。
いつも通っているフィットネスクラブで、ある日、店頭に大きな花が飾ってありました。
いつもは何も置いていない場所に、開店祝いの花のような大きな花飾りです。
ほとんどの人が気づいている様子でしたが、花飾りについて詳しく話をしている人はいませんでした。
チャンスをつかめない人には、いつもある決まった習慣があります。
「後からやろう」
「いつかやろう」
本は、チャンスの塊です。
先人からの知恵の塊です。
「こうすれば、うまくいく。幸せになれる。効率がよくなる」という教えが、数多く詰まっています。
約束の時間に、ぴったり到着というのは難しい。
たいていの場合、人間は「早めに到着」か「遅れて到着」かの2通りのパターンにわかれます。
約束の時間には、早めに到着したほうが必ず得をします。
ときどき素晴らしい笑顔で話しかけてくる人がいます。
スーパーのレジのお姉さんだったり、学習塾の先生であったり、仕事の上司であったりです。
初対面の人から知り合いまで、生活の中で人と接する場面はさまざまですが、コミュニケーションでは常に表情はつきものです。
英語で「want」とは「~したい」という意味です。
自分の欲求を表現するときに、wantという単語を使います。
「want」を大切にする生き方をすると、自然とチャンスも増えます。
文学には「行間を読む」という言葉があります。
行と行の間には、文章として書かれていなくても著者が書きたい言葉が隠れているということです。
はっきり文字として表現はされていませんが、文脈の流れから言いたいことを感じ取るということです。
仕事で難しいお願いをされたときに「無理です」と即答する人がいます。
3秒と間を置かずに、すぐ「できません。できるわけがありません。無理です」と答える人です。
あなたは、そうした癖に心当たりがありませんか。
チャンスをつかめない人は、常に挨拶を「される側」です。
チャンスをつかめる人は、常に挨拶を「する側」です。
挨拶だけで、なぜわかるのかというと、姿勢の違いが表れているからです。
嫌いな人がいる。
憎い人がいる。
許せない人がいる。
知り合いに、すぐ謝る人がいます。
ささいなことで「ごめんなさい」「すみません」とすぐ謝り、いつも腰が低い人です。
いつも謝る彼は、人間関係がほかの誰より一番うまくいっています。
「でも、私はできない」
「でも、それではうまくいかないよ」
「でも、違うと思う」
私は、本をよく衝動的に買ってしまいます。
少々高い本でも、一期一会と思い、思い切って購入します。
「これが読みたい」という興味のある本なら、本の値段にかかわらず、すぐ購入します。
チャンスは誰も手をつけていないところに存在します。
誰も手をつけていないのですから、宝物がたくさんあります。
誰もが手をつけていないくらいですから、当然みなが嫌がることです。