数学の勉強の際、解けない問題に行き詰まり、ずっとうなっている人がいます。
問題文をじっと見つめ、解けない問題に延々と時間を費やし、時計の針だけが進んでいるのです。
もちろん諦めずに考えることは大事なことです。
「何とか問題を解いてやろう」と粘っているうちに、忘れかけていた用語や公式を思い出すことがあります。
ぱっと良い解き方が浮かぶ可能性があります。
しかし、いくら考えてもわからないなら話は別です。
手も足も出ない問題で、どうしても解けないにもかかわらず、延々と考え続けるのはよくありません。
解けない問題に時間をかけたところで何の得にもなりません。
知らない用語や公式が突然浮かぶことはありません。
誰かが耳元で解答をささやいてくれるわけでもありません。
解けない問題をどれだけ考えたところで、ただ無駄な時間が過ぎるばかり。
知らないものは知らないし、わからないものはわかりません。
時間も、使いすぎると、浪費です。
時間を無駄にするだけでなく、ストレスもたまります。
さっと解答をチェックすればいいのです。
大切なのは「解き方」です。
解答を確認して、じっくり解説を読んで理解しましょう。
解説を熟読すれば、問題の解き方がわかります。
「なるほど、答えはこうなんだね。こう解けばいいんだね」と納得できて、ストレスもありません。
再び同じ問題が出たとき、すらすら解けるようになるのです。
最初は自分の頭で考えることが必要ですが、どうしても解けない問題であれば、むやみに時間を費やすのは無駄と心得てください。
わからないものはわからないと潔く諦め、素直に解答と解説をチェックするほうが、時間の有効性を高められます。
これは数学に限ったことではありません。
国語でも理科でも何でも、考えてわからなければ、さっさと解答と解説をチェックしましょう。
考えることは必要ですが「どうしてもわからない」と限界を感じたら、潔く諦め、解答と解説をチェックするのが得策です。
考えるのは、長くても3分です。
3分考えてもわからないなら、潔くギブアップして、解答と解説をチェックしましょう。
時間の無駄がなく、スムーズに勉強が進みます。