私は高校時代に、学級委員をしていたことがあります。
中学時代からの自分とは違った新しい自分になりたいと思い、自分から立候補しました。
正直なところ「自分にできるかな」という不安がある状態で学級委員着任でしたが、実際になってみると思わぬことが起こります。
だらだらしていた自分が、いつの間にかしっかりしてくるのです。
管理する側に立っていると、自分をまず管理しないことには他人を管理することができないということに気づきます。
人にお願いをしたり、指示をしたりするためには、まず自分がしっかり考えを持って計画を立てて初めてできることです。
管理しようとすると、まず自分の管理から始めないといけないことに気づくのです。
人を管理しようという行動は、いつの間にか、自分を管理しようという行動に結びついています。
学級委員という管理する側になってみると、よくわかります。
他人の管理をしていると、自分が管理できるのです。
ゆえに、管理する側に立っていると、自分が管理できてくるのです。
他人を管理しようという行動は、自分に返ってきて、自分が管理できていることになるのです。