車の運転免許を持っていない人が、突然、車を運転すれば、どうなるかは言うまでもありません。
うまく走れないため事故を起こすのは、時間の問題ですね。
車を運転するためには、運転免許が必要です。
大げさにいったほうがわかりやすいので、大胆な一言でまとめてしまいます。
「すべての悩みの原因は、すべて自分にある」
そう思ってください。
鏡を見れば、自分の顔が見えます。
失敗を見れば、自分の心が見えます。
自分の心の状態は、犯した失敗を見れば、よく見えます。
狭い道で車の運転をしていると、向こうからも車がやってくることがあります。
1台が通るには問題ないが、2台の車がすれ違うほどのスペースはない道です。
こういうときには、どちらかの車がバックをして、道を譲らなければなりません。
自己管理をするうえで、スケジュールを紙に書くことは重要です。
人間は、頭の中で考えているだけではもやもやして、なかなか具体的な行動にならないからです。
単純に時間が経てば忘れます。
プロ野球のシーズンが始まると、各プロ野球選手が目標を口にするシーンがあります。
「今年は三冠王が目標です」
「打率三割を目指します」
買ったばかりの携帯電話は、電源を入れてもすぐ切れます。
充電がされていないので、電気供給ができず、すぐ息切れしてしまいます。
「使ってから充電」の順番ではなく「充電してから使う」というのが、本当の順番です。
3日後に打ち合わせがあるとします。
しかし、ほかに大切な用件ができてしまい、スケジュールを変更せざるを得ない状況になってしまいました。
こんなとき、あなたはどのようなスケジュール変更をしますか。
タネを土に埋めると、初めに根が生え、芽が出て、成長します。
植物には、大きなものから小さなものまでさまざまです。
しかし、どんな植物も、先に根っこが生えて、次に芽が出て成長します。
私はトラブルになったときに「まあ、死ぬわけではないからいいか」という口癖があります。
この言葉を口にした瞬間、いらいらしていた心が落ち着き、いつの間にか、自然に口にするようになりました。
「死ぬわけではないからいいか」と言うと、友人から「そんな大げさなことじゃないでしょ」と言われます。
笑われることかもしれませんが、私の部屋のトイレには、いつも紙が張ってあります。
書いてある内容はさまざまですが、特に自分の志、目標、夢が大半を占めています。
「え、なぜそんなことを?」と思うでしょうが、これには自己管理をするうえで大きな理由があるのです。
けがをすれば、かさぶたができます。
疲れた体も、睡眠を取れば回復します。
人間には本来「元に戻ろう」という自然治癒力が備わっています。
ご褒美を自分に用意して、頑張ってみるのも1つの手です。
「大好きなケーキが食べたいけれど、今は我慢。これができたら、ご褒美に食べてもいい」
こういうルールを作っておけば「よし! 頑張るぞ!」という気持ちが出てきます。
「あれもやらないといけない。これもやらないといけない。やらなければいけないことがたくさんある!」
自己管理とはいえ、管理することがたくさんあると、それだけでいっぱいになります。
一つ一つの仕事は簡単なことでも、たくさんの山のように積み重なると、管理の限界を超えます。
自分の生んだわが子を大切に育てようとするのは、大変なことです。
食事をさせ、おしめを替えたり、夜中に泣いてはなだめたりと、自分の子どもを育てることは苦労の連続です。
しかし、なぜそれができるのかというと、子どもを愛しているからです。
私は今、自分の管理に機械の力を利用させてもらっています。
もちろん自分を管理することも大切ですが、人間ですから、時には不注意があります。
忘れたり、惰性が働いたり、人間には楽なほうに行こうとする性質があります。
私は高校時代に、学級委員をしていたことがあります。
中学時代からの自分とは違った新しい自分になりたいと思い、自分から立候補しました。
正直なところ「自分にできるかな」という不安がある状態で学級委員着任でしたが、実際になってみると思わぬことが起こります。
自己管理とは、気分転換力です。
気分転換をどれだけできるかが、自分をコントロールすることにつながっているといっても、過言ではありません。
朝のモード。
自己管理の基本は、集中することです。
集中するから、作業や行動の質が高くなり、管理がうまくできるようになります。
行動面だけでなく、精神面においてもそうです。
忙しいときには、忙しいから休む暇はありません。
しかし、本当は、忙しいときこそ、休まなければならないのです。
ただ忙しさに任せて過ごしていると、自分の体調管理を忘れ、いつの間にかストレスがたまっていたり、白髪が増えていたりします。
「自分は大丈夫だ」
そうした口癖はありませんか。
忙しいときには「ストレスは多少あるけど、自分は大丈夫」と思います。
1人の時間は、自分を大切にする時間です。
瞑想をして、波立った自分の心を静める大切な時間です。
そういう時間があってこそ、自分を見つめて、将来の目標、やりたいことを思い描き、具体的な策を考えることができるのです。
世の中は、リズムとリズムが組み合わさり、成り立っています。
私たちは、朝に起きて、夜に寝るというリズムがあります。
そんな1日のリズムは、地球が自転しているからこそ、朝昼晩というリズムが存在しています。
問題が1つあれば、実際には1つではないと考えることです。
日常では、さまざまなことが連携されているうえで成り立っています。
問題が1つあれば、ほかにも影響を与えるはずです。
上司から仕事を頼まれたときには、頼まれたその瞬間から始めるほうがうまくいきます。
後回しにすると、もっと緊急の用事が入ってきたり、疲れがたまったりして集中できなくなります。
行動は、常に早すぎるほうがいいのです。
興味のないこと。
好きでもないこと。
気が進まないこと。
同じことを繰り返していると、誰でも飽きてしまいます。
「継続は力なり」という言葉が大切だと頭ではわかっていても、マンネリや飽きがくるため、心の緩みが出てしまいます。
同じことの繰り返しは、単調であるゆえに苦しみも発生するのです。
遠くに勉強をしに行けば、すごいように思えます。
・料理の勉強のために、イタリアへ留学する
・英語の勉強のために、アメリカへ留学する
自分の体力管理は、次の2つのパターンがあります。
・有酸素運動や筋トレによる、体力の増強
・休憩時間を積極的に取ることによる、体力の温存
自分の顔のごみは自分では見えませんが、他人から見れば一目でわかります。
心の優しい人は、親切に「ごみがついていますよ」と教えてくれます。
しかし、それを聞いた本人は「悪口を言われた。この人、むかつく」と受け止めてしまう場合が多いのです。