タネを土に埋めると、初めに根が生え、芽が出て、成長します。
植物には、大きなものから小さなものまでさまざまです。
しかし、どんな植物も、先に根っこが生えて、次に芽が出て成長します。
根を生やして土から栄養を吸収しないことには、芽を出して成長することができません。
この順番は、絶対的な順番です。
根っこがあるからこそ、土からの栄養を吸収し、芽を出して、茎を伸ばし、花を咲かせる栄養を得ることができるのです。
植物の栄養は、土から吸収して、土からの栄養吸収は「根っこ」がその役目を果たしています。
どれだけ根っこが広く生えているかで、どれだけたくさんの栄養を吸収して、素晴らしい成長ができるかに比例しています。
大きな木であるほど、広く大きく根っこを生やしています。
大きな木、小さな木の違いは、根っこが大きい、小さいの違いです。
根っこが大きければ、たくさんの栄養を吸収できるだけでなく、しっかり土と一体化でき、強風が吹いても倒れなくなるからです。
これは、人間にも当てはまるのです。
植物は土が土台になっていますが、人間では根が土台に当たります。
親という土からたくさんの栄養を吸収して、私たちは大きく成長します。
親から栄養を吸収する根っこは、まさに「親子関係」が、それに当たります。
親子関係がしっかり結べている人は、土に根っこがしっかり生えている状態です。
たくさんの栄養が吸収できるだけでなく、世間の強い風当たりがあっても、倒れにくくなります。
親との関係がよければ、精神的だけでなく、経済的にも援助してくれます。
わからないことがあれば、助けてくれます。
植物が大きく成長するには、根っこから栄養を吸収するように、人が大きく成長するにも、親から影響を吸収する必要があります。
自己管理の根底には、必ず親との関係があります。
人生がうまくいっていない人は、決まって親との関係が悪いものです。
親との関係を切っているというのは、根っこを切っている状態です。
親という土があっても、根っこを切っているのでは、栄養を吸収することができず、成長もできるはずがないからです。
ストレスがあれば、すぐ倒れます。
「もっと成長したい」と思うなら、もっと親との関係を深めるようにしましょう。
親子関係を改善させることで、自分へ栄養が行き渡るようになるのです。