1人の時間は、自分を大切にする時間です。
瞑想をして、波立った自分の心を静める大切な時間です。
そういう時間があってこそ、自分を見つめて、将来の目標、やりたいことを思い描き、具体的な策を考えることができるのです。
これは今さら言うまでもありませんね。
ただ勘違いをしている人がいるのですが、1人の時間を自然の流れで作ろうとする人がいます。
「暇ができたら、1人の時間を持とう」とそのくらいにしか思っていないのです。
この忙しい現代で、暇な時間は簡単にできるものではありません。
学生は勉強や習い事に忙しく、社会人になれば、次は仕事で忙しくなります。
結婚すれば2人で協力する生活に忙しくなり、子どもが生まれれば育児に忙しくなります。
ようやく時間ができると思った定年後になれば、次は病気です。
年を取れば、病気になり、次は病院通いの日々になり、忙しくなります。
私たちは、学校へ通い、会社へ通い、病院へ通うという忙しい日々ばかりを送っています。
なんて忙しい人生なのでしょう。
人生、暇なしです。
こんな多忙の日々のなか「暇ができたら、1人の時間を作ろう」なんて、のんきなことを言っている場合ではありません。
1人の時間とは「意識して」作る時間です。
自然に、勝手に、いつの間にか、作るものではないのです。
友人との飲み会をキャンセルして、意識をして作ってこそ、自分を失わずに済みます。
自分らしい人生のために、時間を使うことができるのです。