計画を立てるのに時間をかける人がいます。
友人と海外旅行に行く計画を立てます。
「繁忙期は避けたい。たくさん観光地を回りたい。グルメとショッピングの時間も取りたい。できるだけ予算は抑えたい」
すべての条件をクリアできるよう、時期を考えたり、入念に計画を立てたりします。
飛行機をチェックしたり、少しでも安いホテルを探したり、ベストなコースを考えたり、お得になる手段を探したり。
自分の都合だけでなく、友人の都合も考えます。
ところがなかなかすべての条件が合うことはありません。
いつもぎりぎりのところで条件が合いません。
計画も「もっと良いコースがあるのではないか」「もっと良い方法があるのではないか」と考えてしまいます。
条件が合いそうかなと思ったら、今後は友人が「その日は都合が悪い」となります。
完璧な計画を立てようと思ったら、時間がいくらあっても足りません。
途方もない時間がかかってしまい、結局趣味をする時間がなくなってしまうのです。
「じゃあ、もういいや」「なかったことにしましょう」というオチで終わります。
計画を立てるのに時間をかけすぎて、チャンスを逃すことになっては本末転倒です。
完璧な計画はありません。
むしろ完璧な計画は目指さないことです。
完璧な計画を目指すと袋小路に入り込み、貴重なチャンスを逃します。
想定外のことが起こった大変と言いますが、ものは考えようです。
ここで取り入れたい考え方が2つあります。
「臨機応変に対応する」「トラブルも思い出の1つ」です。
まず「臨機応変に対応する」という考え方を取り入れましょう。
どうしても譲れない部分だけ押さえておき、後は臨機応変に対応することにします。
多少の見切り発車も容認します。
旅行中にトラブルが起これば、うまく計画を修正します。
その場その場で対応することも大事です。
そうすれば、計画を立てるのに時間をかけすぎることはなくなります。
そして「トラブルも思い出の1つ」という考え方も大切です。
あらゆるトラブルは、見方を変えれば、貴重な出来事といえます。
想定外のトラブルは、意図的には作れません。
トラブルは、そのときは大変ですが、後になれば良い思い出に変わっているものです。
「臨機応変に対応する」「トラブルも思い出の1つ」の2つの考え方を持てば、万事うまくいきます。
計画を立てるにも、さほど時間はかからないのです。