好きな趣味なのに、つまらないときがあります。
読書、映画鑑賞、音楽鑑賞、舞台観劇、展覧会。
面白くないからといって、それを嫌いにならないでください。
面白いときもあれば、つまらないときもあります。
本を読むのが好きだからといって、世の中にある本がすべて面白いわけではありません。
つまらない本もたくさんあります。
「タイトルに騙された」「帯に騙された」と言いたくなる本もたくさんあります。
映画鑑賞が趣味であっても、世の中にある映画がすべて面白いわけではありません。
好みに合わない映画も山ほどあります。
「宣伝に騙された」「パッケージに騙された」と言いたくなる映画もたくさんあります。
「ハズレだった。全然面白くなかった。期待して損だった」となるのはよくあることです。
だからといって、その趣味を嫌いになり、やめてしまうのはもったいない。
それは「趣味の問題」ではなく「コンテンツの問題」です。
趣味はくじを引くようなものです。
当たり外れがあります。
いつもアタリなら誰も苦労しません。
「このコンテンツは自分に合わなかったね」と気持ちを切り替え、次のコンテンツに進みましょう。
ぴんとこないなら「今の私にはこれの良さをまだ理解できないんだね」と思うことも大切です。
「次はきっと面白いものと巡り会えるはずだ」と希望を持つことが大切です。
時にはハズレが続くこともあります。
何度も連続してハズレを引くと心が折れそうになりますが、ここが正念場です。
「次こそ!」の精神で、希望を持って続けていきましょう。
ハズレはあって当たり前であり、ハズレの連続も普通です。
たとえ10回連続ハズレを引いて諦めません。
そうこうしているうちに、アタリの作品と出会うのです。
ハズレが続いた後のアタリは格別です。
ハズレが続いた分だけ、特別な嬉しさがあります。
時には人生を変えるような、大アタリと出会うことも少なくありません。
今までのハズレによるマイナスが、1つの大アタリで帳消しになります。
そしてプラスへと転じるのです。
大アタリと出会えたら「ハズレの連続も意味があった。諦めなくて良かった」と思えます。
「今までのハズレは、この大アタリのためにあったんだ!」と報われた気持ちになり、胸がいっぱいになるのです。
本や映画に限った話ではありません。
音楽鑑賞でも舞台観劇でも展覧会でもそうです。
ハズレを引いても、諦めないことが大切なのです。