人生とは何か。
人生は、1時間40分の映画です。
あなたが今、10歳だとしましょう。
映画でいうとオープニングが終了して、最初の10分が経過したところです。
少しずつ時代や場所など取り巻く環境が見えてきています。
始まったばかりであり、登場人物はまだ全員出そろっていないでしょう。
あなたが今、20歳だとしましょう。
映画でいうと、最初の20分が経過したところであり、いよいよこれから面白くなるところです。
何かが起こりそうな雰囲気が漂い始めるところであり、わくわくどきどきするところです。
あなたが今、30歳や40歳だとしましょう。
何らかのイベントが起こって、物語の流れに変化が生まれるタイミングです。
これからどんどん面白くなっていくところであり、目が離せなくなるところです。
あなたが今、50歳や60歳だとしましょう。
映画でいうと、半分程度を過ぎたあたりであり、まだまだ物語が続きます。
「そうきたか」という思わぬ展開が待ち受けているでしょう。
あなたが今、70歳や80歳だとしましょう。
映画でいうと、いよいよ感動のクライマックスに近づいていくところです。
こうした状況を見ると、人生は、1時間40分の映画であることがわかるでしょう。
人生とは映画そのものです。
「もう年だな」と思っていても、30代・40代であれば気のせいです。
映画であれば30分・40分のところですから、まだ序盤です。
ここから面白くなっていくところです。
50代・60代で「大きなトラブルが起こった」と思っていても大丈夫。
映画であれば50分・60分のところであり、ちょうど大きなイベントが発生するタイミングです。
想定外に思えますが、ある意味で予定どおりです。
どうかそのトラブルに立ち向かい、しっかり乗り越えていってください。
たとえ70代・80代であっても、まだまだ先の人生は長い。
医療が発達した現代では、どんどん寿命が延びています。
「人生100年時代」が、現実のものになろうとしています。
人生は、1時間40分の映画です。
映画なのですから、スムーズに進むことはありません。
山あり谷ありであり、まさかの連続です。
「さあ、困った。大変だ」ということが起こります。
トラブルがあってどたばたすることがあっても、実は普通のことです。
スムーズに行くときもあれば、思いどおりにいかないこともあります。
変化やトラブルがあっても、映画と思えば「当たり前だね」と理解できるはずです。
予定どおりに発生する、想定外のイベントです。
どっしり構えて、変化やトラブルに向けた心の準備をしておいてください。
何らかの変化やトラブルがあったとき「さあ、来ましたね」と落ち着いて対処できます。
絶望的な人生であっても、最後まで諦めてはいけません。
どんでん返しはあり得ます。
諦めることさえなければ、素晴らしい奇跡に恵まれ、どんでん返しを経験できるでしょう。
人生は1時間40分の映画なのですから、長期的に見ていくことが大切です。