トラブルが起こるやいなや「終わった」と口にする人がいます。
手の施しようがなく、絶望的な状況なのでしょう。
トラブルが起こった瞬間、解決困難であることを悟り、頭を抱えてぼうぜんと立ち尽くことがあります。
しかし「終わった」なんて言わないことです。
まだ終わっていません。
むしろ始まったばかりです。
「終わった」と言ってしまうと、そこから先がなくなります。
視線が下を向きます。
「何をやっても無駄」という諦めの気持ちになり、トラブル解決に向けた努力をしなくなります。
どんなトラブルであっても「終わった」なんて言わないことが大切です。
「終わった」と言いそうになったら、別の言葉に言い換えましょう。
「さあ、どうする?」です。
自分に問いかけましょう。
「さあ、どうする?」と問えば、前向きな思考になります。
何とかしようとする気持ちが湧いて、解決に向けて考えるようになるのです。
最悪のトラブルや絶望的なトラブルのときもあるかもしれません。
そんなときでも「さあ、どうする?」と問いかけたい。
とにかく考えるのです。
考えるしかありません。
「さあ、どうする?」と言えば「ベストを尽くす」「できるだけのことをする」「必ず何とかする」という考え方になります。
諦めないで考えるからこそ、生まれるアイデアがあります。
トラブルが発生したとき、どんな言葉を口にするかで、その後の成り行きが決まります。
諦める気持ちになるか、諦めない気持ちになるか。
口にする言葉で、未来は変わるのです。