トラブルの解決法が複数見つかることがあります。
そんなときは、メリットとデメリットを書き出すようにしてください。
書き方は箇条書きでOKです。
どんな解決策も、メリットだけということはありません。
大なり小なり、デメリットもあるはずです。
「何となくこちらのほうがいいかな」と適当な感覚で決めると、ろくなことになりません。
後から「やっぱりこっちのほうが良かった」と悔やむことになります。
メリットにもさまざまな内容があります。
「手間が小さい」「費用が手頃」「3日以外に完了できる」「示談で済ませられる」「確実に解決できる見込みがある」などなど。
一方、デメリットの内容もさまざまです。
「1週間以上かかる」「最低でも5万円はかかる」「長い移動が必要」「解決できる可能性が不明」「保証人が必要」などなど。
見落としがあってはいけません。
大きなものはもちろん、小さなものも漏らさず書き出しましょう。
小さなものであっても、留意しておく必要があります。
自分にとって重要なメリットもあれば、致命的なデメリットもあるでしょう。
きちんと書き出すからこそわかることです。
視覚化させると「意外と重要」と気づくこともあれば、逆に「さほど大したことではない」と気づくこともあります。
頭の中で考えるだけだと、妄想が膨らみがちです。
紙に書き出してみると、客観的な視点で確認ができ、気づかされることが少なくありません。
時間や費用がかかるなら、どのくらいかかるのか、できるだけ正確に書き出しましょう。
正確にわからないなら、わかる範囲で書き出します。
「7日から10日」「5万円から7万円」といった幅を持たせた書き方が良いでしょう。
メリットとデメリットを書き出すと、いろいろなことが見えてきます。
冷静に比較できるようになり、どの解決策がベストなのか、おのずと正しい選択肢が見えてくるのです。