あなたは、考えすぎるタイプですか。
もし性格的に考えすぎるタイプであれば、問題解決の足かせになることがあるため要注意です。
考えすぎるタイプの人は、問題が発生したとき、解決策を考えすぎる傾向があります。
十分な計画を立てても「納得できない」「何かが足りない」と言って満足しません。
解決策が見つかっても「もっと良い解決策でなければいけない」と完璧を目指します。
考えすぎるタイプの人はずっと考えてばかりでなかなか行動しません。
「まだ終わっていない」「本当にこれでいいのだろうか」と考えてばかりです。
もちろん見落としがないよう確認することは大切ですが「もっともっと」と考えるのはオーバーです。
「もっと、もっと」には終わりがありません。
どれだけ素晴らしい解決策があっても、それだけでは解決しません。
行動がゼロなら、結果もゼロです。
考えているうちに時間が過ぎると、ますます状況が悪化します。
せっかく良い計画を立てられても、状況が変わると無意味となってしまい、一から考え直さなければいけなくなるのです。
考えすぎるタイプの人は、あらかじめ期間や基準を明確にしておきましょう。
「3日考えて行動する」「1週間考える」「72時間だけ考える」など、期間を明確にしておくと安心です。
終わりを決めておくことで、エンドレスを防止できます。
解決の基準ラインを設けておくことも大切です。
最初から完全な解決は目指しません。
100点満点の解決策や全員が納得する解決策は、なかなか見つかるものではありません。
「最低でもここだけは解決させておく」という部分を明確にして、その解決策を考えることに集中します。
最低限解決したい部分を明確にして、そこをクリアできれば「ひとまずOK」とします。
解決の基準ラインをクリアできれば、それで良しとし、一応の区切りを付けます。
それ以上突き詰めて考えるのはストップして、具体的な行動に移します。
「私は考えすぎるタイプ」とわかっているだけでも幸いです。
わかっているからこそ、対策も打てます。
考えすぎることを防止する工夫をすることで、問題解決が早くなるのです。