トラブルには、大きく2種類あります。
「解決できる問題」と「解決できない問題」です。
トラブルが起こったとき大切なのは、解決できる問題かどうか見極めることです。
まず解決できる問題であると判断したら、解決策を考えることに集中します。
キーワードは「5W1H」です。
いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのようにするべきか。
そして解決法が見つかれば、即実行に移します。
不良品であれば、新品と交換を行います。
記載の誤りやプログラムのバグであれば、修正を行います。
手間暇を惜しまないことが大切です。
たとえ時間や労力がかかったとしても、解決できる問題であれば、必要なこととして考えます。
もちろん迷惑をかけてしまったことへの丁寧な謝罪も欠かせません。
少しでも早く解決に向けたアクションに取り組めば、問題も早く解決します。
一方で、解決できない問題もあります。
たとえば、絶対修正できないこと、完全にタイミングを逃したこと、元に戻せないことなどです。
解決できない問題の場合、どれだけ時間をかけたところで解決しません。
割れたグラスやひびの入った鏡も元通りにはできません。
生卵をゆで卵にすることはできても、ゆで卵を生卵に戻すことはできません。
時間を戻すことはできませんし、タイムマシンで過去に戻ることも不可能です。
世の中にはどうにもならないことがあるのも事実。
解決できない問題の場合、迷惑をかけた相手にどうフォローするのか考えることが必要です。
弁償をしたり、慰謝料を払ったり、直接謝罪するため相手のところに足を運んだり、他にできることはないか考えたりします。
非常にストレスが大きく、着地点を見つけるのに苦労するところですが、ベストを尽くすことが大切です。
解決できる問題かどうか判断することで、必要なアクションが見えてくるのです。