自分に何が適しているのか、何が不向きなのかは、トライしてみないとわかりません。
どんなことが好きで、どんなことがやりたいのかは、まず行動してから初めてわかることです。
初めに言ってしまいましょう。
やりたいことを見つける方法は「トライの数を増やすこと」です。
特に学生は、難しいことをとやかく言わず、まず挑戦してみるのです。
食べ物の食わず嫌いはいけませんが、経験の食わず嫌いはもっといけません。
経験をすることなく「自分にはできないに決まっている」と尻込みしていると、自分を知るチャンスをどんどん逃してしまいます。
もしかしたら思わぬ楽しさを発見するかもしれませんし、自分に向いているかもしれません。
私もあなたに「これが向いている。これがあなたのやりたいことです」とは断言できない。
あなたのやりたいことは、自分が発見する仕事だからです。
あなたが実際にトライをして感じたことだけは、正しくて正確な手がかりになります。
トライの数を増やすほど手がかりが増えるため、自分を見つけることができ、適正がわかるようになります。
たくさんの人との出会いがあり、たくさんのことを勉強して、そうしたなかから「自分発見」をします。
いったん自分のやりたいことを見つければ、後はそれをどんどん深めていけばいい。
どんどんと深めて自分の得意技に変え、将来はそれで生計を立てられるようになれば理想です。