問題解決の意欲と集中力を高めるには、カフェインも有効な手段です。
カフェインには覚醒作用があります。
コーヒーを飲んだ後、頭がすっきりして、仕事や勉強がはかどりやすくなった経験を持つ人も多いのではないでしょうか。
カフェインは、神経伝達物質アデノシンの受容体と結合することで、アデノシンの働きを抑制します。
アデノシンは疲れを感じさせる脳内の化学物質です。
その結果、血中アドレナリン濃度が上昇し、頭がさえて意欲が高まったり集中力が増したりする効果が得られるのです。
カフェインの効果は、摂取後30分から2時間で最大になります。
一時的な効果ではありますが、即効性は抜群です。
取り組まなければいけない問題があるものの、意欲が出なくて困ったときがあるでしょう。
そんなときは、カフェインを賢く活用するのも1つの方法といえるでしょう。
ただし、くれぐれも摂取のしすぎには注意が気をつけてください。
意欲を高めたいとはいえ、日常的にカフェインの過剰摂取を続けていると、カフェイン中毒になるリスクが高まります。
カフェインには興奮作用があり、入眠に悪影響を与えることもあります。
カフェインの半減期は、6時間程度といわれています。
入眠の6時間前からはカフェインの摂取を控えておくのがいいでしょう。
コーヒーやドリンク剤など、カフェインが含まれる飲み物を利用する際は、適量を心がけるようにしましょう。