問題解決力のない人は、できない理由を述べるのが特徴です。
「このツールがないので解決できない」
「時間が足りないので解決できない」
「予算が限られているので解決できない」
言葉の最後を「○○なのでできない」で終わらせないことです。
「できない」は、拒否の意思表示です。
解決できない理由ばかり述べていると、消極的な姿勢と受け止められます。
相手は「問題解決を嫌がっている」という印象を受けるでしょう。
解決する気があっても「解決する気がない」という誤解を招きます。
ただでさえ問題のことで大変なのに、解決できない理由を述べると、ますます不快な思いをさせてしまいます。
大切なことは「解決できる理由」を述べることです。
難しい問題でも、解決の道が完全に閉ざされているわけではないはずです。
問題解決力のある人は、言葉の最後を「○○があればできる」で終わらせます。
「このツールがあれば解決できる」
「もう少し時間があれば解決できる」
「あとこれだけ予算があれば解決できる」
難しい問題であっても、どこかに解決の道があるはずです。
解決できない理由を述べるのではなく、解決できる理由を述べることが大切です。
解決できる方法を提示すれば、相手は理解を示してくれる可能性が高まります。
できる理由を述べるとき、大切なポイントがあります。
「具体的に述べる」です。
抽象的に述べるより、具体的に述べたほうが、よりイメージしやすくなるので、相手の心を動かします。
「便利なツールがあれば解決できる」ではなく「このツールがあれば解決できる」と言いましょう。
「もう少し時間があれば解決できる」ではなく「あと3日あれば解決できる」と言いましょう。
「あとこれだけ予算があれば解決できる」ではなく「あと追加で10万円あれば解決できる」と言いましょう。
ツール名なり時間なり金額なり、具体的に伝えると、相手はイメージしやすくなります。
「条件をクリアできれば解決できる」という思考となり「わかりました、何とかしましょう」となる可能性が高くなるのです。