トラブルを解決したにもかかわらず、再び同じトラブルに見舞われることがあります。
同じトラブルが起こるのは「悪い習慣」が原因です。
悪い習慣は、悪い結果をもたらします。
いったんトラブルを解決できても、遅かれ早かれ、また同じトラブルに見舞われます。
悪い習慣が続いているかぎり、悪いパターンから抜け出すのは困難です。
虫歯になったとします。
トラブルを解決するには、虫歯治療です。
ところが、虫歯治療をしたにもかかわらず、再び虫歯ができました。
虫歯治療も大切ですが、もっと大切なのは歯の磨き方です。
きちんと虫歯治療ができても、歯の磨き方が悪いと、再び虫歯ができてしまいます。
給料日前、金欠になって、大慌てをすることになりました。
お金を借りて金欠を乗り切り、借りたお金もきちんと返しました。
ところが、次の給料日前、再び金欠に陥って慌てることになりました。
問題なのは、浪費の習慣です。
お金を返すことも大切ですが、もっと大切なのは日頃のお金の使い方です。
浪費の習慣が改善されないかぎり、再び金欠に悩まされます。
遅刻をしてしまい、上司に叱られました。
今後は二度と遅刻をしないよう、意識を高め、目覚まし時計も2つに増やしました。
ところが数日後、再び遅刻をすることになりました。
問題なのは、起きる時間ではなく、寝る時間です。
その人には夜更かしの習慣がありました。
寝る時間が遅ければ、睡眠不足は変わらないままで、起きるのに苦労します。
早く起きるためには早く寝なければいけません。
夜更かしの習慣の改善が必要です。
「早寝早起き」という言葉はありますが「早起き早寝」という言葉はありません。
大切なのは順番であり、早く寝るからこそ、早く起きられます。
生活習慣を見直して、まず寝る時間を早くすることから始めることが大切です。
同じトラブルが繰り返されているなら、目の前の解決より、習慣の改善に目を向けてください。
解決することも大切ですが、悪い習慣を直すことはもっと大切です。
習慣の改善には時間がかかりますが、定着するまで地道に根気よく続けていきましょう。
時間がかかるぶん、定着すれば、体から抜けにくくなります。
ひとたび定着すれば、自然と体が動くようになります。
良い習慣は、良い結果をもたらします。
良い習慣がトラブルを防ぐのです。