「トラブルに取り組むなら、かっこいい方法で解決したい」と考える人がいます。
「かっこいいことはするが、かっこ悪いことはしない」ということです。
これは要注意です。
かっこいい方法にこだわらないことです。
かっこいい方法にこだわると、選択肢が大幅に限られます。
ほとんどできることがなくなって動きにくくなります。
かっこいい方法は1つもないケースも珍しくありません。
トラブルは非常事態です。
非常事態だというのに、人目や体裁を気にしてどうするのでしょう。
それこそ「見栄を張る」というものです。
余計なことをしていると、トラブル解決が遅くなります。
解決するのが目的であって、見た目や印象にこだわる必要はありません。
地味で地道で泥臭い方法でいいのです。
かっこいい方法でトラブルを乗り越えるのは映画やテレビドラマの話であって、現実は違います。
トラブルを解決することは、往々にしてかっこ悪いことばかりです。
叱られたり、頭を下げたり、ぼろぼろ涙を流したりなど、みっともない姿をさらすことになります。
トラブルは解決することが最優先であって、自分の見た目や印象を気にしている場合ではないのです。