時間があれば「DIY」にチャレンジしてみませんか。
DIYとは「do-it-yourself」の略称であり、家の修理や家具の製作を自分で行うことをいいます。
「DIY」は英語の辞書にも載っている一般用語であり、私たちの国語辞典にも載っています。
DIYの言葉の起源は、第2次大戦後のロンドンにあります。
1945年の終戦後、ロンドン市街は廃虚と化していて、ぼろぼろの状態でした。
頼るものは限られていて、街の再建復興には自分たちで何とかするしかありませんでした。
そこで、自分たちでできることは何でもしようとお互いが励まし合う働きかけがどんどん広がって、国民運動に発展しました。
そのときの「do-it-yourself」という言葉が「DIY」と短くなってスローガン化され、一般に定着したとされています。
週末や休日を使って、DIYにチャレンジしてみましょう。
DIYで作るものは、既製品とは違い、形や大きさは完全に自由です。
「こういうものを欲しい、作りたい!」という願望をDIYにぶつけてください。
必要なものは、ホームセンターで買いそろえればOK。
釘、ベニヤ板、ネジ、ちょうつがい、ブラシ、ペンキ、工具。
普通に既製品を買うより安上がりになるでしょう。
工具は、持っている人に借りれば、もっと安くなります。
ホームセンターによっては「レンタル工具サービス」を提供しているところもあるので、興味があれば検討してみてください。
天気のいい日に、庭でDIYに取り組むのは気持ちがいいものです。
DIYは、工作要素が強くて楽しい。
仕事というより遊びに感じるでしょう。
DIYとはいえ、たっぷり体を使うので一汗かけるでしょう。
釘を打ったりペンキを塗ったりのこぎりを使ったりなど、なかなかの力作業です。
DIYを楽しめば楽しむほど、気持ちのいい汗をかけるでしょう。
もちろん体を動かした分だけカロリーも消費します。
DIYを通して作ったものは、必ず思い入れが生まれます。
自分が作った家具には、特別な価値があります。
既製品とは違った味わいがあって大好きになれます。
自分が作った家具には愛着も思い入れも強いため、大事に使おうとするでしょう。
忘れてならないのは「作ること」だけでなく「直すこと」もDIYです。
家の壊れたところがあって、自分でできるなら、ぜひ修理にチャレンジしてみましょう。
もちろん賃貸物件の場合、勝手な修理は厳禁ですが、持ち家であれば気軽に取り組めるでしょう。
自分で直せそうなら、業者に頼むより、自分で処置してしまうのがベターです。
ちょっとした不具合であれば、自分でやったほうが早くて安上がりということがあります。
DIYは、リフレッシュにもストレス解消にもなります。
DIYを楽しむコツは「仕事」と思うより「楽しみ」として取り組むといいでしょう。
DIYを楽しむコツは「完璧を求めないこと」に尽きます。
ちょっといいかげんに作るくらいがちょうどいい。
プロではないので「完璧にできなくて当然」と考え「形になれば上等」と考えましょう。
出来栄えが悪くてもご愛嬌です。
もし失敗しても、いい経験です。
時間があるとき、失敗を生かして、DIYに再チャレンジすればいいことです。
手作りの家具は、愛着も思い入れも最高です。
自分が汗水垂らして生み出した存在なので、わが子のように感じられるでしょう。
DIYで作ったものは、単なる家具ではありません。
あなたが生み出した作品です。
自分で作った家具が部屋にあると、生活が華やかになるのです。