たくさん食べているのに太らない人がいます。
毎日3回の食事をがっつり食べています。
午後にはおやつも欠かさずぱくぱく食べています。
時には1日4食や5食になることも少なくありません。
にもかかわらず、まったく太っていなくて、それどころかスリムな体型の人がいるものです。
たくさん食べても太らない人を「体質の問題」で片付けていませんか。
ここが大切なポイントです。
もちろん大食いタレントのように、特異な体質を持っている人もいるでしょう。
褐色脂肪細胞が発達した人の場合、基礎代謝量が通常より高いため、太りにくいことが判明しています。
また、胃腸の動きや構造が特異のため、結果として太らない体質に関係しているケースもあります。
もともと太りにくい体質を持つ人がいるのも事実です。
しかし、それはあくまで一部の人に限った話です。
まれなケースであり、人口割合では極めて少数です。
一部の例外を除けば、やはりたくさん食べれば、普通は太ります。
たくさん食べても太らないことを「体質の問題」という一言で片付けないことです。
それを言ったら進歩がありません。
「あの人は特別なんだ」を言ったらおしまいです。
では、なぜ特異な体質でもないのに、たくさん食べても太らないのか。
それは、見えないところで運動に励んでいるからです。
その人は、必ず見えないところで運動に励んでいます。
あなたが知らないだけです。
その人が運動しているところを見ていないだけです。
職場や学校では普通の様子に見えても、それ以外の場所では運動で汗を流しているはずです。
筋トレに励んだりランニングを頑張ったりです。
日頃から運動の習慣があれば、たくさん食べても太りません。
たくさん食べても太らないということは、それだけたくさん運動をしている可能性があります。
たくさん食べてカロリーを摂取しても、しっかり体を動かしてカロリーを消費していれば、バランスが整います。
見えないところで運動をして、カロリーを消費しているから太らないだけです。
たくさん食べても太らない相手がいると「何か特別なことをしているの?」と聞くことがあるでしょう。
「特に何もしていないよ」という返事が返ってきても、うのみにしないことです。
その人は普段から運動が習慣になっていて、特別なことだと思っていないだけです。
普段から歩くのが好きで「散歩が趣味」というケースもあるでしょう。
ひとたび習慣になれば、自然と体を動かすことになります。
激しい運動ですら、習慣になれば普通のことになります。
そのため「特に何もしていない」という返事になるのです。
たくさん食べても太らない人を見て「羨ましい」の一言で終わらせないことです。
羨ましがるだけでは進歩がありません。
相手の見えない努力を察してください。
「見えないところで運動を心がけているのだろう」とわかれば、その努力と向上心を見習うことです。
筋トレをして、筋肉をつけ、基礎代謝を上げましょう。
ウォーキングやランニングをして、有酸素運動を心がけましょう。
運動を続けるコツは「頑張ること」より「楽しむこと」です。
運動の習慣を身につければ、あなたも「たくさん食べても太らない人」になれます。